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微笑みに出逢う街角 [2005年 レビュー]

微笑みに出逢う街角」(2002年・カナダ/イタリア) 監督・脚本:エドアルド・ポンティ

 年内にどうしても観たかった1本はコレでもありません(笑)。
 「阿修羅城の瞳」と一緒に借りた、ソフィア・ローレン100本目の出演作です。
 ドタ勘で「もしかしたら隠れた名作?」と思って借りたのですが、このワケの解らない邦題がすべてをブチ壊してます。オリジナルの跡形もない邦題を付けられた作品は観終わっても監督の意図を理解できないときがあるんですけど(僕だけ?)、これはその典型。原題は「BETWEEN STRANGERS(見知らぬ人の間で)」でした。ははあ、なるほどね~。
 絵を描くことが好きな主婦(ソフィア・ローレン)、TIME誌の表紙を飾り将来を嘱望された女性カメラマン(ミラ・ソルビノ)、夫と娘と離れて暮すチェロ奏者のキャサリン(デボラ・カーラ・アンガー)。ドラマは何のつながりも持たないこの3人のエピソードを紡いで行くことで進行します。
 年齢も立場も職業も異なる3人の女性がそれぞれに抱える悩み。これを最後にどう昇華させるかがこの作品を佳作にするか凡作にするかの境界線なのですが、ちょっと残念な結果に終わっていると思います。女という性を描いた作品では「オール・アバウト・マイ・マザー」(1998)というスペイン映画の傑作がありますが、その足もとにも及ばない。
 「志はいいんだけど脚本がうまくまとめられていない」というパターンの映画でした。
 ちなみに監督はソフィア・ローレンの息子さんです。

微笑みに出逢う街角 デラックス版

微笑みに出逢う街角 デラックス版

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2005/11/25
  • メディア: DVD
     

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コメント 4

ecco

うあお・・・・~^
いつになったら肝心のネタになるんだ・・・
by ecco (2005-12-16 20:53) 

ken

すいません。年末までお待ち下さい…。
一応、もうこれ以上映画は観ないって段にならないと選べないので…。
ここにもnice!ありがとうございます。
by ken (2005-12-16 22:15) 

coco030705

こんにちは。
やはり、こういうのを脚本のあまさというのでしょうか?
私もなにか物足りなさ、決定打のなさを感じました。
「オール・アバウト・マイ・マザー」も時間のあるときに、
見てみようと思います。
by coco030705 (2006-04-03 18:05) 

ken

最後にグッと来るものがなかった気がしませんか?
ラストシーンにたどり着くまでにもう少しこの3人が絡んでいても良かったのに
と僕は思いました。
「オール・アバウト・マイ・マザー」もぜひご覧になってみて下さい!
by ken (2006-04-04 00:02) 

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