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尼僧物語 [2006年 レビュー]

尼僧物語」(1959年・アメリカ) 監督:フレッド・ジンネマン 脚本:ロバート・アンダーソン

 昨年「ローマの休日」の記事を書いたとき、mimiさんから頂いたコメント。
 『ちなみにオードリーの映画で私のお勧めは「尼僧物語」。オードリーの透明さが美しいです』
 このコメント
を読んだ瞬間から「観よう!」と決めていた1本です。実際観るまでには1年と5ヵ月もかかっちゃいましたけど(笑)。

 監督は1953年に「地上(ここ)より永遠に」でアカデミー作品賞、監督賞を受賞したフレッド・ジンネマン。
 実はこの1953年は、オードリー・ヘップバーンが「ローマの休日」でアカデミー主演女優賞を獲った年でもあって、何を隠そうフレッド・ジンネマンの「地上(ここ)より永遠に」とオードリーの「ローマの休日」が作品賞を争っていたのでした。
 それから6年後。
 ハリウッドの人気監督と人気女優がタッグを組んで挑んだのが本作品となるわけです。

 物語はタイトルのまま、1人の女性が尼僧となる決意をし、修道院へ入るところから始まります。観客はしばらくオードリーを通して修道院の戒律を観ることになるのですが、オードリー演じるガブリエラは外科医の娘にして優秀な看護婦であり、彼女はシスターとしてコンゴの病院で働くことを望んでいた、という設定になっていて、やがて(ちょっとだけ)意外な展開をします。

 が、個人的には少し退屈な映画でした。というのも、これはスターシステムの典型のような作品で、内容が当たり障り無さ過ぎなのです。確かにmimiさんの仰るとおり、オードリーの尼僧は聡明な雰囲気が出ていてとても良いのですが、
ただそれだけかなと思います。
 一言で評するなら、ドラマとしての面白みに欠ける、ということ。

 調べてみたら本作は1959年のアカデミー作品賞、監督賞、主演女優賞、脚色賞、撮影賞、劇・喜劇映画音楽賞、編集賞、録音賞の8部門にノミネートされていたのですが、まったくの無冠で終わっていました。
 ちなみにこの年はアカデミー賞史上最多の11部門を独占した強敵「ベン・ハー」がいたんですね。でも「ベン・ハー」のせいで無冠だったのではない、と僕は思いました。

 thanks!300,000prv

尼僧物語

尼僧物語

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/10/06
  • メディア: DVD

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コメント 2

ecco

確か見てるんですが・・・
内容なにも覚えてないです・・・(とほほ)
そんな映画多いんですよね。
どうしてこうすぐわすれちゃうんだろう^^;
by ecco (2006-11-23 23:45) 

ken

この作品に関しては、インパクトが薄いので忘れたんじゃないですか?
あるいは寄る年波か…(笑) nice!ありがとうございます。
by ken (2006-11-24 15:15) 

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