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劇団四季「ウィキッド」 [ショウより素敵な商売はない]

 「オズの魔法使」のプロローグを書いて1995年のベストセラーになったグレゴリー・マグワイアの小説「オズの魔女記」が原作のミュージカルです。
 これを劇団四季は「オペラ座の怪人」の後継として、6月17日から電通四季劇場「海」でスタートさせました。
 「コンタクト」なんて散々なミュージカルも早々にたたんで(いや、もしかしたら予定通りだったのかも?)、劇団四季が気合を入れ直しプロモーションしている最新作ですが、これも40過ぎのオッサンが観るミュージカルじゃなかったですねえ。

 当然ですが、「オズの魔法使」を知らなければなんのこっちゃのミュージカルです。
 「映画は昔観た」って言う人も、「ウィキッド」を観に行くことを決めたら、絶対に復習しておいたほうがいいです。でないとディティールを楽しめません。
 では、どうして僕が楽しめなかったのかと言うと、ターゲットの年齢層が低いんですね。
 主役は若い女の子2人で(彼女たちが“良い魔女”と“悪い魔女”になるんだけど)、僕はそのやりとりを観ていられませんでした。オッサンからすると読みたくもない少女漫画を読まされている気分。キャーキャーうるさいっての。
 おそらくこの作品も1万円はくだらないだろうチケット代金を考えると、ティーンエイジャー向け(としか言いようのない)作品に仕上がっているこのチケットがどこまで売れるのか、他人事ながらちょっと心配になりました(笑)。
 またアメリカ人と違って、日本人にとっては数あるクラシック映画の1本でしかない「オズの魔法使」のスピンオフミュージカルが、どれほど受け入れられるかも疑問です。

 「悪は絶対悪じゃない」というテーマはとても良いと思うんですけど、残念ながら僕はもう一度観ようとは思いませんでした。
 「マンマ・ミーア」とかそろそろ東京に帰ってきてくれないかしら?

 
「実は来年3月まで公演が決まってるの。舞台装置の償却があるからね(笑)」 「(にやり)」


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コメント 4

**feeling**

マンマミーアみたい!!
かえってこ~
かえってこ~
芸術に興味のない人ってほんとに苦手。。。
個性がないって思っちゃう。
はあああああ?と思うことが過去にあったもので
すいません。
by **feeling** (2007-06-26 21:33) 

ken

マンマミーアは僕の世代ってドンピシャ(死語?)なんですよねえ。
もう一度、エンディングで熱唱したいっス!
by ken (2007-06-26 22:59) 

とうとう観てきました。
若いお嬢さんたちのやりとりは、観てて恥ずかしかったです。
確かにオリジナルを知らないと、後半の展開は分かりにくそうですね。
一緒に観た同僚も「マンマミーア」は面白かったと言ってました。
東京でやったら、もう一度だけ行ってみようかなと思ってます。
by (2007-09-07 15:49) 

ken

>若いお嬢さんたちのやりとりは、観てて恥ずかしかったです。

でしょう?でしょでしょう?(笑)。
それでもヒットしてるから、怖いんですけどね。劇団四季。
もうじき「ウエストサイド物語」も始まりますね。
どうなんだろうなあ。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-09-07 19:24) 

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