葉巻と映画の関係 [本の雑談]
ハワイには2冊の本を持って行った。
1冊は池澤夏樹氏の「ハワイイ紀行 完全版」。
もう一冊は、ハワイとなんの関係もない馳星周氏の「リアル・シガー・ガイド」。
1冊は池澤夏樹氏の「ハワイイ紀行 完全版」。
もう一冊は、ハワイとなんの関係もない馳星周氏の「リアル・シガー・ガイド」。
六本木のABCでこの本を見つけた瞬間、完全に「ビビッ!」と来た。
僕はタバコを吸わないが、葉巻の香りは好きで、タイミングがあれば葉巻だけは吸ってきた。
しかも大好きな作家による日本初の本格的ガイドブックである。
読んだらこれがまた面白い。
氏が自腹で獲得した葉巻に関する知識がこれでもかと披露されている。
特に、旨い葉巻を味わうため絶対惜しんではならない「保管の手間」について、氏は驚愕の裏ワザを披露している。
僕はこの本を、ハワイ滞在中に3回読んだ。
読めば当然葉巻が吸いたくなる。
実は宿泊したホテルの売店に、キューバ葉巻があった。
アメリカとキューバの関係を思えば、これが本物とは思えないが有名ブランドのCohibaがあったので1本購入し、さっそく吸ってみた。
これまでに吸っていた安物と大差ない気がする。
本の中で馳星周氏が書いていたような「旨味」を正直僕は感じなかった。
いずれにしても、帰国してからもう一度トライしようと思ったのだけれど、この本からはもうひとつ、とても重要なことを教えてもらった。
「ある葉巻が旨いか不味いかは、ひとえにあなた自身の嗅覚と味覚、そしてあなたが置かれたシチュエーションにかかっている」
「惑わされるな。騙されるな。あなたが旨いと思ったシガーがあなたにとっては旨いシガーなのだ。それ以上でも以下でもない。したり顔の輩にでかい面をさせる必要はない」
僕は「葉巻(シガー)」と「映画」は一緒だと思った。
そんなわけで今日からまた、映画を観始めます。
ハワイの日記は、こちらで少しずつ書いていきます。
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