ジャンパー [2009年 レビュー]
「ジャンパー」（2008年・アメリカ） 監督：ダグ・リーマン
VFXプロダクションのサンプルムービーかと思いました。
「ウチの会社、こんなこと出来ますんで、良かったらお仕事ください。お願いします！」的なビデオ。だって中味ゼロだもん。こんなもん映画なんて言えるかアホ。
…と、このまま終わってもいいんですが、「でもヘイデン・クリステンセン出てなかった？」とか、「予告編を見る限りは面白そうだったんだけど…」と思ったアナタ！そんなアナタのためにもう少しだけ解説しましょう。それ以外の方は、どうぞお引取り下さい（笑）。
まずヘイデンをキャスティングした狙いは、「アナキン」のイメージに乗っかるため、です。主人公のデヴィッドは、「持って生まれた“能力”を使って悪いこともしちゃうんだけど、でも根っからの悪人じゃない」という設定になっています。ね？どこかで聞いたことあるようなキャラ設定でしょう？（笑）。
ただ、「そんな設定を説明するために余計なシーンを増やし、テンポを悪くしたくない」という製作者たちの思いが、キャスティング会議のときに「じゃあアナキンをやったヘイデンなんていいんじゃない？」「いいねー！」なんてことになったんじゃないかと思います。中味はゼロですけど。
予告編を観たときには僕も面白そうだと思いました。笑ったのはスフィンクスの頭の上でランチをしていたカット。面白いこと考えるなあ、と思って僕も今回観てみたわけですが中味はゼロ（笑）。
僕は正直、これって「X-MEN」じゃん！と思いました。「X-MEN2」のオープニングに出て来たナイト・クロウラーはまさしくテレポーテーションが出来るミュータント。しかも「X-MEN」の場合、ストーリーの根底にはミュータントv.s人間って図式があったので、なるほどと思って見ていられたのですが、本作の場合「ジャンパーの謎」には一切触れず、けれど「ジャンパー狩り」をする組織があって（そのリーダー役をサミュエル・L・ジャクソンがやっていて、これまたガッカリ。仕事選べっての）、観客を完全に無視した形で、2つの対立が描かれているというわけです。意味分かる？（笑）。
原作があるので、その辺りの事情はちゃんと描かれているんだと思うんですが、映画自体は5年もすれば「古っ！」って言われそうな技術を見せるだけに留まってます。
これで主人公の女の子が可愛けりゃまだ良かったんですけどねぇ。ヘイデンとサミュエルとダイアン・レイン（何故か出てるのよ、コレが）にキャスティングフィーの大半をつぎ込んだのか、見ず知らずのブサイクな娘がヘイデンの相手役で、まったく救われない映画なのでした。なんたって中味ゼロだし（笑）。
![ジャンパー (特別編) [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51mqwOkeDYL._SL160_.jpg "ジャンパー (特別編) [DVD]")
VFXプロダクションのサンプルムービーかと思いました。
「ウチの会社、こんなこと出来ますんで、良かったらお仕事ください。お願いします！」的なビデオ。だって中味ゼロだもん。こんなもん映画なんて言えるかアホ。
…と、このまま終わってもいいんですが、「でもヘイデン・クリステンセン出てなかった？」とか、「予告編を見る限りは面白そうだったんだけど…」と思ったアナタ！そんなアナタのためにもう少しだけ解説しましょう。それ以外の方は、どうぞお引取り下さい（笑）。
まずヘイデンをキャスティングした狙いは、「アナキン」のイメージに乗っかるため、です。主人公のデヴィッドは、「持って生まれた“能力”を使って悪いこともしちゃうんだけど、でも根っからの悪人じゃない」という設定になっています。ね？どこかで聞いたことあるようなキャラ設定でしょう？（笑）。
ただ、「そんな設定を説明するために余計なシーンを増やし、テンポを悪くしたくない」という製作者たちの思いが、キャスティング会議のときに「じゃあアナキンをやったヘイデンなんていいんじゃない？」「いいねー！」なんてことになったんじゃないかと思います。中味はゼロですけど。
予告編を観たときには僕も面白そうだと思いました。笑ったのはスフィンクスの頭の上でランチをしていたカット。面白いこと考えるなあ、と思って僕も今回観てみたわけですが中味はゼロ（笑）。
僕は正直、これって「X-MEN」じゃん！と思いました。「X-MEN2」のオープニングに出て来たナイト・クロウラーはまさしくテレポーテーションが出来るミュータント。しかも「X-MEN」の場合、ストーリーの根底にはミュータントv.s人間って図式があったので、なるほどと思って見ていられたのですが、本作の場合「ジャンパーの謎」には一切触れず、けれど「ジャンパー狩り」をする組織があって（そのリーダー役をサミュエル・L・ジャクソンがやっていて、これまたガッカリ。仕事選べっての）、観客を完全に無視した形で、2つの対立が描かれているというわけです。意味分かる？（笑）。
原作があるので、その辺りの事情はちゃんと描かれているんだと思うんですが、映画自体は5年もすれば「古っ！」って言われそうな技術を見せるだけに留まってます。
これで主人公の女の子が可愛けりゃまだ良かったんですけどねぇ。ヘイデンとサミュエルとダイアン・レイン（何故か出てるのよ、コレが）にキャスティングフィーの大半をつぎ込んだのか、見ず知らずのブサイクな娘がヘイデンの相手役で、まったく救われない映画なのでした。なんたって中味ゼロだし（笑）。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
そうですね・・・この映画、中身ゼロですね><；
テレポートをしている爽快感とスリルは感じました。
世界観がショボかったのが残念ですね；；
by Betty (2009-04-30 10:27)
テレポーテーションのヴィジュアルは面白かったですね。
時空の裂け目もあって、そこが開いている間は、誰でも行けるって設定は
面白いなと思いました。でもそれだけだったなあw
nice！ありがとうございます。
by ken (2009-04-30 11:44)
イライラしながら観ました＾＾；
予告編で面白そうかな、と思って
観に行って後悔しました。
今までであんまり後悔する映画もないので、
ある意味貴重な存在かも！？＾＾
by てくてく (2009-04-30 13:45)
僕はもうイライラを通り越して、「本気でこのまま突っ走るのかしらん？」と
どきどきしながら観ていました。オレも寛大になったなあw
nice！ありがとうございます。
by ken (2009-04-30 15:59)
私もダイアン・レインが出演していてビックリしました（笑）
by silvercopen (2009-04-30 20:12)
彼女である理由がなかったですよね～w
nice！ありがとうございます。
by ken (2009-04-30 21:38)
こんばんは。
ｋｅｎさんの，怒りようがちょっと面白くて，
笑ってしまいました。
ダイアン・レインが出てるんですか？？？
あら，私，大好きなのに・・・でも，観ませんけど(笑)
by noyuri (2009-05-02 22:58)
これって僕の芸風ですw
ダイアン・レイン。僕たちの世代のミューズなんですが、この出方は涙が出ました。
nice！ありがとうございまう。
by ken (2009-05-03 11:28)
息子は映画館に観に行ってました。
私も映画館で観ようと思ったので、
「ジャンパー、どうだった？」と、息子に聞いたところ、
「ジャンプするだけの映画だったよ～」と、言っていましたへへ；
by ミック (2009-05-09 03:00)
いやいや、僕もうっかりすると劇場で観るところでしたw
息子さんのおかげで助かりましたね。
nice！ありがとうございます。
by ken (2009-05-09 16:47)
試写で見たのでちょっと点数は甘いのですが、なんだかテレビシリーズのパイロット版みたいな映画でしたね。
映画はともかくヒロイン(レイチェル・ビルソン)は悪くないと思いましたが、私生活でもクリテンセンと付き合っているとか。
破局したという説も婚約したという説も両方ありますが、、
by きさ (2009-05-10 09:35)
へ？あの娘と付き合ってた？…ヘイデンの趣味が分かりませんw
by ken (2009-05-10 09:52)