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紳士は金髪がお好き [2005年 レビュー]

紳士は金髪がお好き」(1953年・アメリカ) 主演:マリリン・モンロー
 
 モンロー映画をまともに観たことのなかった僕が、この作品と「七年目の浮気」の2枚を購入したのは昨年こと。
 これは「1枚買ったら1枚タダ」シリーズだったのでこの2枚を選んだのだけど、どうして今さらモンロー映画なのかというと、単なるミュージカル映画のお勉強であります。ついでに映画ファンを自称するなら観ておく必要もあるだろうと。
 
 この作品はブロードウェー用に書かれた戯曲を脚色した作品で、マリリン・モンローのために書かれた脚本じゃないところが意外だった。というもの、マリリン演じるローレライはリッチマン以外に何の興味もなく、逆に資産家であるなら相手は誰でもかまわない、という設定だったから。
 こんな役を演じてなおかつ客に嫌われない女優がいるんだろうか? 僕の中ではNOだ。マリリン以外にいない。だからオリジナル脚本じゃないと聞いて驚いたわけです。
 僕はすごく個人的な理由として、金に目がくらむ女は大嫌いなので、この映画はまったく面白くなかった(笑)。
 だけどミュージカル映画の面白いところをひとつ見つけました。それは金と発想さえあれば独創的なミュージカルシーンを作ることが出来る、ということ。
 金も発想も貧困だったミュージカル映画の代表例は「ザナドゥ」。その逆は…まだ見つけられていないかも知れない。
 この「紳士は…」が公開された50年代、ハリウッドはミュージカル映画全盛の時代だったから、それらをいろいろと観てみたくなりました。モンロー映画を始めて観た者として、マリリン・モンローに対する印象は?と聞かれると、「キュートだけど大根役者」としか言いようがありません(笑)。
 
 本編の途中、ミュージカルシーンで「おや?あれはもしやジョージ・チャキリスでは?」と思わせるエキストラが一人いて、調べてみたらやはりその人。
 「ウエストサイド物語」でアカデミー助演男優賞を受賞する8年前の姿でした。

紳士は金髪がお好き

紳士は金髪がお好き

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/04/08
  • メディア: DVD

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コメント 2

モンローのダイアモンドコレクションだったかな?何かDVDボックスみたいのを何年か前に買って、忙しかったのでまだ全部観てないんですが(と言っても殆どが一度観た作品なので)、最近またコレ観たんですよ。見直してみたんですけど、モンロー大好きな私としては「モンローのキュートさを堪能」というだけに近い作品だったりして(笑)。。本当にハッキリ言えば「何てヤツだよ」という役どころを嫌われずに演じられるのは才能ですよね。。どんな役を演じてもお客様に嫌われたらアウトと色々な演出家が言いますが、まさにこれは「嫌われない良い例」と思います。これも彼女の才能でしょうねぇ…。
by (2005-08-11 02:45) 

ken

嫌われずに済んでいるのはマリリンのキャラクターがなせる技でしたね。
それもまた才能です。aikaさんも頑張ってください!
by ken (2005-08-11 12:33) 

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