春夏秋冬そして春 [2005年 レビュー]
「春夏秋冬そして春」(2003年・ドイツ/韓国) 監督・脚本:キム・ギドク
この作品は人によって受け止め方はいろいろだと思う。
評価も実に難しい。
しかし短絡的な言葉を引用するなら「聖書に似ている」。
聖書を読み物として「面白くない」と言う者はいない。
なぜなら聖書はエンタテイメントではないからだ。
この作品もエンタテイメントではない。
そこに描かれているのは聖書と同じ「人間の罪」である。
レンタルショップでこのタイトルを目撃した人たちに忠告する。
「韓国映画だからといってこの作品をその延長線上で観ようとするのは危険である」
危険ではあるが、観る価値はある。
きっといずれかのシーンに自分の人生を投影することになるだろう。
日本でここまでの映画が作れるだろうかと疑問も浮かんだ。
次に僕は手塚治虫の「ブッダ」を思い出した。
「ブッダ」の中に、人一人の命を救うために多くの動物を殺めたナラダッタという僧がいる。
己の過ちに気付き、のちの人生を獣として生きることにしたナラダッタ。
この作品も同様に深くて重いテーマではある。
しかし聖書と同じだ。
観るものによって共鳴する箇所が異なりつつも、きっと人間の業を思い知ることになるだろう。
この作品は人によって受け止め方はいろいろだと思う。
評価も実に難しい。
しかし短絡的な言葉を引用するなら「聖書に似ている」。
聖書を読み物として「面白くない」と言う者はいない。
なぜなら聖書はエンタテイメントではないからだ。
この作品もエンタテイメントではない。
そこに描かれているのは聖書と同じ「人間の罪」である。
レンタルショップでこのタイトルを目撃した人たちに忠告する。
「韓国映画だからといってこの作品をその延長線上で観ようとするのは危険である」
危険ではあるが、観る価値はある。
きっといずれかのシーンに自分の人生を投影することになるだろう。
日本でここまでの映画が作れるだろうかと疑問も浮かんだ。
次に僕は手塚治虫の「ブッダ」を思い出した。
「ブッダ」の中に、人一人の命を救うために多くの動物を殺めたナラダッタという僧がいる。
己の過ちに気付き、のちの人生を獣として生きることにしたナラダッタ。
この作品も同様に深くて重いテーマではある。
しかし聖書と同じだ。
観るものによって共鳴する箇所が異なりつつも、きっと人間の業を思い知ることになるだろう。
コレ、観たことないですね。観てみます。
by (2005-05-20 02:53)
セリフも少なく、淡々とした映画なのに、なぜか惹き付けられる
とても不思議な映画です。ちょっと驚きました。
by ken (2005-05-20 08:18)
nice有難う御座います。
この映画はもの凄く興味があるので、絶対観ます!ちょうどリトル・ブッダを
観たばかりなので。
by milva (2005-05-24 18:54)
milvaさんの心に響く映画だと嬉しいです。
by ken (2005-08-06 13:55)
kenさんのレビューの「人間の業」という言葉に強く惹かれ、早速観ました。
観てよかったです。私はすごく好きになりました。この監督の作品を続けて観ようと思っています。 それから「漢字」の国に生まれてよかったと思いました。
ちなみにレンタル店ではサ行の欄においてありました。一所懸命「ハルナツアキフユ・・・」と探しても無くて、はっ!と気づいて「シュンカシュウトウ」でありました(笑)
by Sho (2007-04-14 09:32)
これ正しくはなんと読むんでしょうね?
僕は「はるなつあきふゆ、そしてはる」と読むのが好きです。
この映画は、ギドクマニアになった今、改めて観てみたいと思ってます。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-04-15 23:35)