いま、会いにゆきます [2005年 レビュー]
「いま、会いにゆきます」(2004年・日本) 監督:土井裕泰 脚本:岡田惠和
まあ、主演の2人にあんなことがあった映画ですから、まともには観られません。とにかくいろいろと余計なこと考えちゃいますから。
ま、それは置いといて。
ストーリーとしては良く練ってあるなあと思いました。好きか嫌いかは別にしてね。
本編中、2ヶ所ほど「コラコラ、意味わかんねーよ」と突っ込みたくなったところがあるのですが、それが後半にちゃんと解消される仕組みになっている。僕はそんな構造になっているとは思わなかったので、「ああ、その手で来たかあ」とちょっと感心したのです。
ただし、1人称と2人称を入れ替えて描く手法は悲しいかな「先が読めてしまう」ために、よほど上手く構成しないと失速する恐れがあるんですね。オドゥレィ・トトゥ主演の「愛してる、愛してない」がそのいい例なんだけど、ところがこの原作者と編集者はその辺りも周知していて、もうひとつのサプライズを仕掛けてきた。
「あの世からやってきたはずの人は、実は違うところからやってきた人だった」
ここが「好き嫌い」分かれるところじゃないかと思うんです。僕は「悪くないけどちょっと分かりにくい」と思う。素直に泣きたくなってるときに、ちょっとアタマ使わなきゃいけなくなるからね。
中村獅童が演じた役柄は「アイ・アム・サム」のショーン・ペンをちょっと思い出させる。意外とそんな役どころをやらせたら上手いんじゃないかと思った。
竹内結子は(ときどきクサく感じるんだけど)絵になる女優だよね。とにかく可愛らしい。すいません、前から好きでした(笑)。
まあこれ以上はちょっと書きようがございませんね。無事に元気な赤ちゃんを産んでください。
どんな顔の子供が産まれるのかちょっとだけ興味があります(笑)。
私は原作を読んで、「またこの手の話か。。。」と全然ダメだったので(つーか、セカチューもそうだけど、そもそも原作事態が小説としての表現力が異常に低い)、珍しく劇場では見ませんでした。
が、二人の出来ちゃった婚があったのでDVDをみましたが、やっぱダメだった。
原作を読んでるとストーリー的な楽しみ方が出来ないのはもちろん、はやり二人の結婚が脳裏にちらつき、私もまともには観れなかった。。。
by ピカチュウ (2005-06-17 22:36)
私はただ、獅童が、だめ。あの顔といい雰囲気といい、それだけで、だめ。
竹内は女友達いない系、あれも、だめ。全然だめ。なんでこの二人がHするかな?
by snorita (2005-06-18 00:23)
>ピカチュウさん
日本の出版界がバカなのか、踊らされる読者がバカなのか、どっちかです。
あーもとい、どっちもか。
それに乗っかるテレビと映画はもっとバカ(笑)。
結果として獅堂と結子の2人のなれそめビデオになっちゃってますからね、
あら。この2人以外は全員踊らされちゃったってことですわ。トホホ。
>snoritaさん
そんな2人だからこそエッチするんでしょう。間違いないっ(笑)
by ken (2005-06-18 00:50)
最近、映画を見てません。
小説が映画化される事は「すごい」と思うのですが、自分の頭の中にあるイメージが崩れてしまいそうで、小説から映画になった物はあんまり見ません。
自分のイメージとあってるかも、って思う時は見ますよ。
セカチューは、内容は知っているのですが、見たいと思った事がなく、未だに見てません。
この映画は、ちょっと見たいかも。
by (2005-06-18 21:55)
キャスティングも映像も自分のイメージを超えないケースって多いですよね。
でもその違いを見るのも、映画の楽しみ方のひとつかも知れません。
この作品は…どうなんでしょうね?(笑)
by ken (2005-06-19 11:11)
公開時に知り合いに薦められて映画館まで行きましたよ〜。
そしてボロ泣きしました…。
実は中村獅童好きじゃないけどストーリーが凄く良かったし
友達にも薦めちゃいました★
主演の結婚については…どうでもいいかなぁ?
映画の出来には関係ナイし(笑)
by (2005-06-19 22:36)
僕も2人が「出来ちゃった結婚」する前に観たかったです(笑)。
by ken (2005-06-20 00:56)
こんにちは。今日、見ました。
私は原作も読んだのですが、コレに関しては映画の方がいいって思いました。
本よりも映画の方が解りやすいのかもしれないです。
この人の本はセパレーションというのも読みましたが、両方とも同じ(ようなかも)主人公で結局は妻を失ってしまう話なので、この人自身の話を創作してるのかなんて考えたりしてます。
ひまわり畑がとてもきれいでした。あそこは行ったことがあるので、そういうことでも感動でした。
by youko (2005-06-22 16:53)
あ!あのひまわり畑って一部ホンモノで、あとはCGじゃないんですか?
あのシーンをみて、ソフィア・ローレンの「ひまわり」を思い出したのですが
「あれと比べりゃ、嘘っぱちみたいなもんだな、こりゃ」
と、ひとりで毒を吐いていたのでした(笑)。
by ken (2005-06-22 17:17)
私も行ったのは随分前なのでどのくらい広いところだったのか覚えてないのですが・・・山梨の明野村のひまわり畑は結構有名で、エンドロールに名前が出てたので、すっかり本物と思ってました。
by youko (2005-06-22 21:12)
なるほど~。僕も一度行ってみます。
行かずに語れないね^^
by ken (2005-06-23 12:33)
なんか結構酷評されてるようですが(笑)・・んなことない?
私は小説は読んでなくて、「セカチュー」と同系列の作品だと思ってました。
たまたまTVでやってたのを見たけど、自分で思ってたのと違い、ある意味
「いい方に」裏切られました。 トラックバックさせていただきますね。
いつもありがとうございます。
by Sho (2006-05-04 14:02)
半年以上前に観た映画は仮にこうして記事を残していても、
その書き方によって「どんな映画か思い出せない」ことがありますね。
この映画はまさにそんな感じです(笑)。
ただし「DVD欲しい」と思わなかったので、僕の中では“大したことない”映画
になっちゃってますね。
by ken (2006-05-04 16:51)
確かに映画としては“たいしたことない”と思います。レンタル屋さんで、ズラーッとならんでいても、ずっと触手が動かなかったし。
観て、いろいろ考えたんですね。ちょっとそっち方に比重がいっちゃいました。
by Sho (2006-05-05 14:28)