ホワイト・バンレンタイン：ナニミル？～DVD日記～：SSブログ

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ホワイト・バンレンタイン　[2006年レビュー] [編集]

「ホワイト・バレンタイン」（1999年・韓国）　監督：ヤン・ユノ　脚本：イ・ウンギョン、イ・ビョンユル

　チョン・ジヒョンの映画デビュー作なんですけど、コレってGEO青物横丁店にはたった1本しかストックがなくて（もう怒る気も失せた）、しかも一体誰が観てるのか知らないけど1年ほど前に入荷されてから今日までずーっと貸し出し中。どどどどないなっとんねーん！
　そこで僕はTSUTAYAのDISCASに入会することに…。コレっていいよなあ。とりあえず1ヶ月間レンタル無料だし特に問題なければ「さらば！GEO青物横丁店！」ですわホントに。

　この映画も「韓流夜明け前」の1本ですね。海外マーケットはまったく視野になくソウルでどれだけ観客動員できるかを狙って作られています。しかも観れば誰もが気付くと思いますが間違いなく「八月のクリスマス」（1998）の2匹目のどじょうを狙ってます（笑）。もちろん後発企画だから別のフックも必要で、「八月のクリスマス」と差別化を図るためのワンアイディアは「ユー・ガット・メール」（1998）にヒントを得たんじゃないかと僕は思いました。ロマンチストでサプライズが大好きなソウルっ子のウケを狙った映画と言って間違いないでしょう。ただし完成度はそんなに高くない、と（笑）。
　僕がちょっとビックリしたのはとにかくカット割りが少なくて、ルーズショットが圧倒的に多いこと。チョン・ジヒョンは本編早々に顔出しするのに、彼女のアップ（実際はバストショット）はスタートから12分後まで一度も無いんですから（笑）。よほど低予算で撮影日数も限られていたのかホント不思議な映画です。

　余談ですが劇中シベリアンハスキーの子犬が出て来ます。これがあまりに可愛くて、実は今まで一度も観ようとも思わなかったドラマ版「動物のお医者さん」を観てみようかと思ってしまいました（笑）。　