ショウ・ボート [2006年 レビュー]
「ショウ・ボート」(1951年・アメリカ) 監督:ジョージ・シドニー
「ザッツ・エンタテインメント」で紹介されたミュージカル映画です。
半世紀も前に作られたこの作品を今さら観る必要があるか?と聞かれれば答えはNO。
ただしミュージカルマニアを自負するならYESです。
その理由。
時代を超えて3度も映画化されたミュージカルなんてこの「ショウ・ボート」以外、おそらく一本も無いはずだからです(ただし、1929年公開版が厳密に“ミュージカル映画”と呼べるかどうかは未確認。ちなみに「オペラ座の怪人」は5回以上映画化されていますが、ミュージカル映画になったのはアンドリュー・ロイド=ウェバーがオリジナルスコアを書いた2004年版のみ)。
さて僕は「このタイトルで一体どんな内容なんだ?」と思いつつ観たのですが、途中主要登場人物たちがこのショウ・ボートを降りてしまうと言うちょっと意外な展開をします。108分ある本編の“絵変わり”という点では効果的だと思いましたが、【ショウ・ボート】=【旅芸人一座】をイメージしていた僕には彼らの日常生活を描いたストーリーじゃなかったのがちょっと期待ハズレでした。
ストーリーはやむなく船を降りてしまったショウ・ボートの看板女優ジュリーと、その穴埋めのためにステージに立つショウ・ボートの座長の娘の2人が軸になっているのですが、惜しいかなジュリーサイドのストーリーが薄い。彼女はオープニングとエンディングで劇的な登場の仕方をするだけに途中のエピソードを濃密なものにすれば、もっともっと面白くなったと思います。しかも座長の娘を演じるキャスリン・グレイソン(MGMの看板ソプラノ歌手)より、ジュリーを演じたエヴァ・ガードナーのほうがよほど魅力的だっただけに本当に残念。
でも余計な期待(あるいは勝手な想像)をしないで観るとこの映画は面白いと思います(笑)。
特に冒頭、船が村に到着するシーンはミュージカル映画の歴史に残る名シーンだと思いました。
「ザッツ・エンタテインメント」で紹介されたミュージカル映画です。
半世紀も前に作られたこの作品を今さら観る必要があるか?と聞かれれば答えはNO。
ただしミュージカルマニアを自負するならYESです。
その理由。
時代を超えて3度も映画化されたミュージカルなんてこの「ショウ・ボート」以外、おそらく一本も無いはずだからです(ただし、1929年公開版が厳密に“ミュージカル映画”と呼べるかどうかは未確認。ちなみに「オペラ座の怪人」は5回以上映画化されていますが、ミュージカル映画になったのはアンドリュー・ロイド=ウェバーがオリジナルスコアを書いた2004年版のみ)。
さて僕は「このタイトルで一体どんな内容なんだ?」と思いつつ観たのですが、途中主要登場人物たちがこのショウ・ボートを降りてしまうと言うちょっと意外な展開をします。108分ある本編の“絵変わり”という点では効果的だと思いましたが、【ショウ・ボート】=【旅芸人一座】をイメージしていた僕には彼らの日常生活を描いたストーリーじゃなかったのがちょっと期待ハズレでした。
ストーリーはやむなく船を降りてしまったショウ・ボートの看板女優ジュリーと、その穴埋めのためにステージに立つショウ・ボートの座長の娘の2人が軸になっているのですが、惜しいかなジュリーサイドのストーリーが薄い。彼女はオープニングとエンディングで劇的な登場の仕方をするだけに途中のエピソードを濃密なものにすれば、もっともっと面白くなったと思います。しかも座長の娘を演じるキャスリン・グレイソン(MGMの看板ソプラノ歌手)より、ジュリーを演じたエヴァ・ガードナーのほうがよほど魅力的だっただけに本当に残念。
でも余計な期待(あるいは勝手な想像)をしないで観るとこの映画は面白いと思います(笑)。
特に冒頭、船が村に到着するシーンはミュージカル映画の歴史に残る名シーンだと思いました。
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