酔拳 [2006年 レビュー]
「ドランク・モンキー/酔拳」(1978年・香港) 監督:ユエン・ウーピン 主演:ジャッキー・チェン
監督のユエン・ウーピンは1945年生まれ。
デビュー作は31歳のときに撮った「スネーキーモンキー/蛇拳」(1976年)で、「酔拳」は33歳で撮った監督2作目にあたります。
この2作を比較するととても面白く、ウーピン監督がこの2年の間に何をしていたのかは知りませんが、確実に腕を上げているんですね。中でもカット割りと編集の技術は明らかに向上しています。
この「酔拳」以降ユエン・ウーピンはおよそ年に1本の割合で映画を撮るのですが、20世紀中に撮った17本のうち15本は日本未公開。残念ながら「酔拳」以降その名を日本で聞くことはほとんどありませんでした。
ところが1999年、意外なところからウーピンの名前を聞くことになります。それが「マトリックス」でした。
ユエン・ウーピンはウォシャウスキー兄弟から熱いラブコールを受け、「マトリックス」シリーズのカンフーコレオグラファー(早い話が振付師なんですけど)を務めることになったのです。
「酔拳」の監督がその21年後に「マトリックス」の仕事をするなんて誰も想像できませんよねぇ。当たり前ですけど(笑)。
さて本編。
これはもうジャッキー・チェンの魅力満載です。
コミカル路線にしたのが誰かは知りませんけど、ジャッキー・チェンという逸材があったからこそ成立した企画だったんだなと改めて思います。
ついでに改めて観た感想を2、3上げると…。
「酔拳」というタイトルを打ちながら、ストーリー上で「酔八拳」が語られるのが開始から78分後というのはどうでしょう?もう少し早く出しても良かったんじゃないですかね?(笑)
またクライマックスの対決シーンが10分強もあってちょっと長く感じました。
ところで今回一番笑ったのは、クライマックスで敵役となるカンフーの達人が、ペナルティのワッキーに似ていたこと(笑)。有り得ないんですけど「芝刈り機とかやってくんねーかなぁ」と思いながらずーっと観ていました。
懐かしさ満点。若かりしジャッキーの魅力も満点。
僕にとって荒削りの香港カンフー映画は少年時代のいい思い出です。
偶然ですね
昨日、若手NO.1とコノ映画の話をしていて
週末に見直そうかなと思っていたんですよ
まぁ、タダそれだけなんですけどね(笑)
by 魚河岸おじさん (2006-09-08 19:22)
やはり通じるものがありましたね。
「ゆる~い映画鑑賞会」の件は、また追ってケータイメールします。
業務連絡でした(笑)。
by ken (2006-09-09 00:08)
私もこの映画好きです!
っていつものことながらだいぶ前にみたので
忘れてますが・・・
↑
「ゆる~い映画鑑賞会」いよいよ開催ですか?
でもな
私10月中旬すぎまでムチャ忙しいんですよね・・・
by ecco (2006-09-16 12:42)
この映画が好きだと言う女子も多いですね。
その昔のデート映画にジャッキー・チェンはもってこいでした(笑)。
nice!ありがとうございます。
by ken (2006-09-16 14:40)