純愛中毒 [2006年 レビュー]
「純愛中毒」（2002年・韓国） 監督：パク・ヨンフン 脚本：ピョン・ウォンミ、ソン・ミノ
本作品は「我が心のオルガン」にコメントを頂いたsmimaさんのリクエストに応えて観てみました。
僕の周りではあまり評判が良くなかったので、僕も「観なくていいか」と思っていた1本です。
では、どんな映画だったかというと…。
あなたがイ・ビョンホンに興味が無ければこの映画は観なくていい。
あなたがイ・ビョンホンのファンだったとしても、この映画を良いと思うかどうかは分からない。
これはそれくらいアクの強い映画です。
ハリウッドには「スターシステム」という言葉があります。
これは「トップスターを企画の中心に据えた映画製作システム」のことで、日本の「アイドル映画」もこのジャンルに属しています。古くは美空ひばり、石原裕次郎、山口百恵らが主演した映画と言えば分かりやすいでしょうか。
「純愛中毒」の場合はスターシステムではなく、おそらく企画が先行していたとは思うのですが、内容が内容だけに製作陣はキャスティングに相当頭を悩ませたと思います。そんな状況にあって「イ・ビョンホンなら大丈夫だろう」と踏んで製作されたのは間違いないでしょう。
もちろんペ・ヨンジュンでも、チャン・ドンゴンでも、ウォンビンでも良かったんですけど、いずれにしても圧倒的な人気を誇る俳優でなければ企画は「GO」にならなかったと思います。
個人的には「バンジージャンプする」みたいな映画だな、と思って途中まで観ていました。
ところがどっこいアータ。なんですかコレは。
韓国四天王の誰にも興味ないアナタはドン引き間違いなしの鳥肌モン映画です。
本作品は「我が心のオルガン」にコメントを頂いたsmimaさんのリクエストに応えて観てみました。
僕の周りではあまり評判が良くなかったので、僕も「観なくていいか」と思っていた1本です。
では、どんな映画だったかというと…。
あなたがイ・ビョンホンに興味が無ければこの映画は観なくていい。
あなたがイ・ビョンホンのファンだったとしても、この映画を良いと思うかどうかは分からない。
これはそれくらいアクの強い映画です。
ハリウッドには「スターシステム」という言葉があります。
これは「トップスターを企画の中心に据えた映画製作システム」のことで、日本の「アイドル映画」もこのジャンルに属しています。古くは美空ひばり、石原裕次郎、山口百恵らが主演した映画と言えば分かりやすいでしょうか。
「純愛中毒」の場合はスターシステムではなく、おそらく企画が先行していたとは思うのですが、内容が内容だけに製作陣はキャスティングに相当頭を悩ませたと思います。そんな状況にあって「イ・ビョンホンなら大丈夫だろう」と踏んで製作されたのは間違いないでしょう。
もちろんペ・ヨンジュンでも、チャン・ドンゴンでも、ウォンビンでも良かったんですけど、いずれにしても圧倒的な人気を誇る俳優でなければ企画は「GO」にならなかったと思います。
個人的には「バンジージャンプする」みたいな映画だな、と思って途中まで観ていました。
ところがどっこいアータ。なんですかコレは。
韓国四天王の誰にも興味ないアナタはドン引き間違いなしの鳥肌モン映画です。
- 出版社/メーカー: エスピーオー
- 発売日: 2004/09/03
- メディア: DVD
私はドン引きプラス脱力してしまいました。
実はいわゆる四天王と呼ばれる方たちの中ではチャン・ドンゴンが好きなのですが、
こういう人間の本質を左右するような暗い影を演じきれるのは
イ・ビョンホンではないかと私は思っています。
でも、これは企画はまあよかったとしても、
脚本と演出はどうかな～っと思います。
昔の記事で恐縮ですがTBさせてくださいね。
by 蓮花 (2006-09-15 19:56)
観られたんですね～・・・
ドン引き、ですか。なんとなく、そのような結果かな?とは予想しておりましたが、そこまでとは・・・
確かに、ビョンホンファンではない人が観たら、なんじゃ-!!!???なんでしょうね。
でもこのようなクセのある役やらせたら、やっぱりビョンホンの右に出る人はいないんじゃないか、と私は思います。
映画を観て、２年近く経ってから、ノベライズ本を読みました。映画の最後がどうしてもすっきりしなくて。ノベライズでは、最後にテジンだと判り、ウンスはどうしようか考えた末に、結局テジンを受け入れることにし、テジンの好きだった銘柄のタバコを買って、展示会場に向かいます。そして、ホジンになりすましたテジンに渡します。テジンは気づいてくれた、受け入れてくれたと喜んで終わるんです。映画でこのｼｰﾝがあったら、又ちょっと違ったものになったと思うんですが・・・。そんな情報、いらんってか!?
by smima (2006-09-15 20:54)
>蓮花さん
“人間の本質を左右する暗い影を演じきれるのはイ・ビョンホン”
これは僕も同感です。他の3人にはちょっと無理でしょう。
だから僕は「バンジージャンプする」は大好きなんです。
TB記事、あとで拝見します＾＾
nice！ありがとうございます。
>smimaさん
役者としてのイ・ビョンホンはかなり良いと思います。ただ展開がねぇ。
smimaさんもこのラストにはスッキリしていなかったんですね。
もしも映画がノベライズのラストのようだったら…？
多分コレだと、どんでん返しの緩衝材みたいになっちゃって、
ますますスッキリしないんじゃないでしょうか？？？（笑）。
でも本作に関しては、いいきっかけをもらえて感謝しています。
by ken (2006-09-16 00:12)
私はイ・ビョンホンのファンなので、この映画DVDも買ったのですが、たしかにあのオチには、え～、そんなオチって！と思いました。イ・ビョンホンに興味が無ければこの映画は観なくていいという意見には同感です。
ところで、kenさんは『JSA』はご覧になってますか？パク・チャヌクのほかの作品の記事は拝見したのですが、もしご覧になっていたら『JSA』のレビューもぜひ拝見したいです。個人的に一番好きな韓国映画なもので･･･。
by デクノボー (2006-09-17 00:06)
「JSA」はこのブログを始める前に観ました。だから記事がないんです。
この作品は僕も大好きで、いつかDVDを買おうと思っていました。
いい機会なので近々観てみまーす＾＾
by ken (2006-09-17 00:56)
やはり、そういうことでしたか。
ｋｅｎさんのレビューを読ませていただくと、その作品への理解がより深まるので、これからも楽しみにしています♪
by デクノボー (2006-09-17 12:14)
拙い文章ですがそう言って頂けるととても嬉しいです。
これからも出来るだけ独り善がりにならないよう頑張ります（笑）。
by ken (2006-09-17 23:10)
私だけですかぁ？
韓国四天王へのとっかかりになったのが、
この「純愛中毒」デス（笑）
by ミック (2007-03-17 16:15)
うわあああ、この作品で韓国四天王にハマったんですか？
それはそれでスゴイですねえ（笑）。
nice！ありがとうございます。
by ken (2007-03-17 16:21)