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1941 [2007年 レビュー]

1941」(1979年・アメリカ) 監督:スティーブン・スピルバーグ 脚本:ロバート・ゼメキス他

 「ジョーズ」「未知との遭遇」に続くメジャー作品3作目にして、スピルバーグのキャリアで“唯一の駄作”と言われることもある戦争コメディ映画です。
 僕は1980年の公開時に劇場で観て大笑いしたクチなんですが(当時箸が転がるくらいじゃ笑わない17歳だった)、まさか最近まで「駄作」なんて言われてるとは露知らず、「じゃあオトナ目線で観るとどれくらい面白くないんだろう?」と思って今回改めて観てみたんですが、いやはや(死語)ホントに駄作でした。エンドロールを呆然と眺めながら僕はスピルバーグに聞いてみたいと思いましたよ。
 「ねえねえ。で、何が言いたいの?」(笑)。
 
 出演者はそこそこ豪勢なんですよ。
 まずは“ブルース・ブラザース”ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが出てるし、今となっては三船美佳のオヤジと言ったほうが分かりやすい“世界の”三船敏郎、後にドゥークー伯爵としてキャリアのピークを迎える“ドラキュラ”クリストファー・リー、70年代から80年代までバイプレイヤーとして活躍した“レックス・ルーサーの手下”ネッド・ビーティはおいしい役で、“ワイルドバンチ”ウォーレン・オーツ、“ケンタッキー・フライド・ムービー”ジョン・ランディス監督はカメオ出演、極めつけは当時大好きだったナンシー・アレンが出てて(ワインレッドのブラに大興奮した)、僕はこの顔ぶれが一堂に会しているだけで「スゲーなあ!」と思ったんですが、冷静に見るとまったく中味の無い映画でホントにビックリしました(笑)。

 この作品で唯一評価されるべきは、ジョン・ウィリアムス作曲のテーマ曲でしょう。
 壮大かつ痛快極まりないこのマーチは、ジョン・ウィリアムスの仕事の中でもトップクラスの出来栄えだと思います。今聴いても本当に素晴らしく心から感動します。この映画はそれだけですねえ。ところどころ、あまりにもくだらなくて爆笑しちゃいますけど(笑)。

1941

1941

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