ピンクパンサー：ナニミル？～DVD日記～：SSブログ

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ピンクパンサー　[2007年レビュー] [編集]

「ピンクパンサー」（2006年・米）　監督：ショーン・レヴィ　脚本：レン・ブラム、スティーブ・マーティン

　僕らの業界では今でもときどき言葉をひっくり返して使います。
　「ぱいおつかいでー」なんて言う人がいたら、その人は完全に昭和止まりの人なんですけど（笑）、「まいうー」とか「ごいすー」なんてのは、そんな言葉を使っていた時代を笑う意味でも使ったりします。
　どうして今こんなハナシをしているかというと、実はこの映画を観終わった途端、僕はただ一言こう言ってしまったんですね。

　「どいひー」（語尾のアクセントを下げてください）
　
　これは「ひどい」という意味です。言葉をさかさまにして昭和モードにすることで「時代遅れ」という意味も引っ掛けています（ウソ）。
　冗談はさておき、ここまでヒドイ映画もこの10年無かったんじゃないかと思います。と言うわけで現時点では21世紀中サイテーの映画と言い切っていいでしょう。コイツよりヒドイ映画があったら是非ワタクシまでお知らせくださいませ。どれくらいヒドイか観てみたいと思います（笑）。

　それにしても、ハリウッドのやることもヒドイです。
　ネタが無いからといってイギリス産のヒットコメディに手を出して、本家の評価を道連れにしてしまうほどの超駄駄駄駄駄作を作ってしまうなんて失礼千万。3流役者のスティーブ・マーティンがピーター・セラーズの当たり役、クルーゾー警部をやるなんざ言語道断。イギリス国民は怒り心頭だったんじゃないでしょうか。
　だってこれは日本で言うと、「男はつらいよ」を韓国がリメイクして、ヘタレ映画にされちゃったようなものですから…（笑）。それはやっちゃマズイでしょう！
　
　まあ賢明な映画ファンの皆さまはきっとこの作品、「回避」していると思います。僕もあえて地雷を踏んでみた感はありますが、改めてここで告知をしておきたいと思います。
　ハリウッド版「ピンクパンサー」には、決して手を出さないよう、ご注意ください！
　確実に時間の無駄です。