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ハスラー [2007年 レビュー]

ハスラー」(1961年・アメリカ) 監督・製作・脚本:ロバート・ロッセン 脚本:シドニー・キャロル

 ポール・ニューマンにとってこれは「スティング」の12年前。「明日に向かって撃て!」の8年前の作品です。が、今回調べてみて驚いたのは、ポール・ニューマンの実年齢。別にサバ読んでたわけじゃありませんが、「ハスラー」のとき36歳、「明日に向かって撃て!」は44歳(!)、「スティング」で早くも48歳だったんですって。いやービックリクリクリクリックリです。

 この作品は、ビリヤードで金を稼ぐ若きハスラーが主人公で、ギャンブラー人生の浮沈を描いたものです。
 僕がこの作品をはじめて観たのは「ハスラー2」が公開された前後だったので今から20年近く前になるのですが、そのときと今とでは作品に対する印象がまったく
違いました。
 実を言うと今回改めて観るまで、僕の中での「ハスラー」はとにかく“カッコいい映画”として記憶されていたのです。ところが、44歳になって観てみると、主人公エディがとてつもなく格好悪い男に見えるんですね。なんたって青臭い

 この映画のテーマは「若気の至り」だったんですね。20年前の僕はそんなことに全然気がついてなかったと思います。オレも青かったなあ(笑)。
 今になってみると、エディよりも沈着冷静な(デブっちょ)ミネソタ・ファッツの方が断然カッコイイ。酒に飲まれることも無く、引き際もわきまえていて、ギャンブラーとして大事な資質を持ち合わせている大人の男。そのファッツに噛み付くエディはただのガキです。もちろんそんな彼がひと皮向けて大人になっていく様がドラマになっているわけですが、これは「カッコいい」
というよりも「泥臭い」映画でしたね。

 30代の男は今後のために観ておいたほうがいい。
 (あ、これは「ナニミル?~another side~」ネタだった!w)
 ↓言っときますけど、映画はモノクロです。

ハスラー (2枚組特別編)

ハスラー (2枚組特別編)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

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コメント 4

きりきりととと

なつかしー。
好きだわ、この映画。
by きりきりととと (2007-06-14 08:38) 

ken

モノクロ映像がやたらとカッコイイのは事実ですね。
ミネソタ・ファッツが相当イイです。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-06-14 13:05) 

coco030705

こんばんは。
この映画はTVで見ましたが、ポール・ニューマンが36歳だったとは、
おどろきですね!とっても若く見えました。カッコイイ俳優ですよね。
すきでーす☆
by coco030705 (2007-06-14 22:51) 

ken

そーなんですよー!まさかそんな歳だったとはー!(笑)。
ポール・ニューマンの映画で僕が一番好きなのは
「明日に向かって撃て!」ですけどね。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-06-15 00:03) 

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