ゴーストライダー：ナニミル？～DVD日記～：SSブログ

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ゴーストライダー　[2007年レビュー] [編集]

「ゴーストライダー」（2007年・アメリカ）　監督・原案・脚本：マーク・スティーヴン・ジョンソン

　確認ですけど、この映画の悪魔の役を「イージーライダー」のピーター・フォンダがやってる時点でコント映画だと思っていいんですよね？僕はそう思って観てましたけど、特に問題はなかったように思います。
　観てない人のために言っておくと、「仮面ノリダー」のファンファン大佐を岡田真澄がやるようなもんです。余計分かりにくいか？（笑）。
　
　それにしても安易なキャスティングですよねえ。
　これって監督が脚本を書いてるときに、「ピーター・フォンダとかやってくんねーかなあ、この役。うひひ」って妄想したんだと思います。それをプロデューサーに喋ったら、プロデューサーも「最近（映画に）出てないからやるんじゃない」ってテキトーな返し。確かにピーター・フォンダは2004年の「サラ、いつわりの祈り」を最後に映画には出てなくて、で、プロデューサーも深く考えずに電話してみたら、受話器の向こうでピーターが「いいとも～！」って言ったんじゃないですかね（笑）。

　ちなみに仮面ライダーに変身する前の本郷猛的ポジションを演じたニコラス・ケイジは、「ワールド・トレード・センター」という重い作品に出たあとだったから軽い気持ちで引き受けた、と何かのインタビューで喋ってました。しかもニコラス、実は筋金入りのアメコミマニアだったらしいです。勝手にやってくれ。
　あとテクノロジーの進歩って恐ろしいですね。20年前なら「どうやって絵にするんだよ」って一蹴された企画も、今は勝算さえあればポンポン通る。「ゴーストライダー」なんてその最たるもんです。
　ところで中味はどうってこと無い映画でしたけど、これってヒットしたんでしたっけ？（笑）。

　ニコラス・ケイジファンなら、話のタネに観ておきましょう。
　それ以外の人でアメコミ映画に興味がなければ観る必要なし。
　仮面ライダー世代の男子はヒマなら観てみて。くだらなくて笑うから。