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スルース [2008年 レビュー]

スルース」(2007年・アメリカ) 監督:ケネス・ブラナー

 1972年にローレンス・オリビエとマイケル・ケインが主演し、傑作と謳われた
ミステリー「探偵<スルース>」のリメイクだそうです。知りませんでしたなあ。
 オリジナルは舞台劇です。ま、そうだろうなと思いました。登場人物はたったの2人ですから。
 1人は成功した老作家ワイク。
 もう1人は俳優を名乗る美しい青年マイロ。
 登場しないワイクの妻がマイロと不倫をしている、という設定になっています。

 ハッキリ言いますが僕はこういう映画、苦手なのです。
 「笑の大学」や「キサラギ」もそうでしたが、舞台でやるものをわざわざ映画にするな、ってどうしても思ってしまうんですよね。舞台と映画の特性は全く違うものなんですから。
 ただケネス・ブラナーもメディア特性の違いは理解していたと思います。カット割りでアップを多用し、細かい編集を施していたのもその表れでしょう。さすが監督自身、舞台俳優出身だけのことはあるなと思いました。

 本作の成り立ちとして興味深いのは、マイケル・ケインの関わり方。
 彼は72年版でマイロを演じ、07年版ではワイクを演じています。
 マイケル・ケインにとっては、同じイギリス人俳優として尊敬すべきローレンス・オリビエに対する敬意の表れだったのかも知れません。
 ただ、この手の映画はホントに苦手(笑)。72年版がどうなってるのかちょっと気になるけれど。

スルース 【探偵】

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  • メディア: DVD

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