マッドマックス2：ナニミル？～DVD日記～：SSブログ

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マッドマックス2　[2009年レビュー] [編集]

「マッドマックス2」（1981年・オーストラリア）　監督：ジョージ・ミラー

　そんなわけで「2」です。
　豪州と日本では「マッドマックス2」として公開されましたが、アメリカじゃ単品の「THE ROAD WARRIOR」として公開されたそうです。その理由。前作の知名度が低かったから。でもアメリカのプロレスダッグチーム「ロード・ウォリアーズ」はこの映画をヒントにして作られたそうですから、この作品自体はそれなりにヒットしたんでしょう。
　
　さて前回の記事に僕は「個人的には（続編のほうが）1作目よりも良く出来てた印象があって…」と書きました。書きましたが、僕は28年前にタイムスリップして、自分に「どこが？」と聞きたい（笑）。
　いや確かに1作目に比べりゃね、スケールアップしてるし、いいキャラを配置してるし、メル・ギブソンもちょっぴり大人になってて見応えあるんだけど、
脚本が完全にイマイチ。
　
　設定はこうです。
　二つの大国が戦争を起こし文明は崩壊。中東の油田も崩壊したため、世界中で石油が枯渇した。そんな中、豪州では石油を求め、凶悪な暴走族たちが暴れ回っていた。
　…石油を必要とするのは暴走族だけじゃないと思うんですけど（笑）、ま、これはこれで観てみたいかなと。でも問題なのはストーリー展開。
　暴走族にたびたび襲われている石油精製所があって、そこを拠点にしている連中がまず何者なのか全く不明。さらにその連中が石油を届けようとしている「太陽の楽園」の説明もほとんど無し。
　イコール主人公のマックスは何のために死にそうになっているのかが永遠にハテナ。ありえねー。
　ケビン・コスナーの「ウォーター・ワールド」よりヒドイんじゃないかと思ったね（笑）。
　今さら面白かったのは、マックスの飼ってる犬の扱いが上手かったこと。
　監督のジョージ・ミラーはのちに「ベイブ」を撮ることになるんですけど、その片鱗が本作で観て取れて思わず笑っちゃいました。
　
　えええ。じゃあ「3」はどうなっちゃうんだろうううう。