ハイスクール・ミュージカル2：ナニミル？～DVD日記～：SSブログ

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ハイスクール・ミュージカル2　[2009年レビュー] [編集]

「ハイスクール・ミュージカル2」（2007年・アメリカ）　監督：ケニー・オルテガ

　続編は夏休み中のアルバイト先が舞台。
　そのアルバイト先とは、シャーペイの父親がオーナーの豪華カントリークラブ。ここでトロイは大学進学の奨学金欲しさのあまり、恋と友情を失いそうになる、というハナシ。このシリーズは基本“板ばさみ”がコンセプトなのね。

　予想通り続編はイマイチでした。
　なんたって学校が舞台じゃないからね。言うなれば「カントリークラブ・ミュージカル」ですから（笑）。ただ「さすがだなあ」と感心したのは、オープニングからわずか2分で1曲目に突入したこと。「1」ではオープニングから3分で、トロイとガブリエラ2人にデュエットさせて、その強引な演出に驚きつつも感動したんですけど、今回はたったの2分ですから。ケニー・オルテガ、やるよねえ。

　ミュージカルナンバーで良かったのはサブキャラの2人、ライアンとチャドにリードを取らせたナンバー（野球をしながら踊って歌う！という、かなり画期的なモノ）があったこと。特に本作はライアンがキーパーソンになっていたので、ストーリー的にも重要な位置づけでなかなか良かったなと。
　あとシャーペイの嫌な女っぷりに磨きがかかってましたね。正直言ってここまでヤな女を演じると、プライベートでいじめに遭うんじゃないかと思ったくらい。そんな僕の心配を作り手も感じていたのか、エンドクレジットでシャーペイのNG集があったのは笑いました。さすがディズニー。誰も悪者にしない、傷つけない、に徹してるね（笑）。

　それにしても夏休みという設定のおかげで残念なことがもうひとつ。
　衣裳のほとんどがノースリーブだったガブリエラが、ときどき早坂好恵に見えちゃったこと。正直ガッカリしました（笑）
　個人的にはアヒル唇のケーシーの出番がもっと多いと嬉しかったんだけどな。
　さて、これで映画はどうなっていることやら。