ウォンテッド [2009年 レビュー]
「ウォンテッド」(2008年・アメリカ) 監督:ティムール・ベクマンベトフ
「つぐない」のジェームズ・マカヴォイとアンジェリーナ・ジョリー。
しがないサラリーマンがある日突然暗殺者にスカウトされるっていう突拍子もない映画が、どれほどスタイリッシュに作られてるのかと観てみたら、序盤の20分だけ観ればあとはもう早送りでいいって感じの映画でした。うーん、ちょっと期待しすぎたなあ。
だいたいハナシの展開がよく分からないのですよ。
スカウトされる理由は、凄腕の暗殺者だった父が敵に殺され、その息子ウェスリーに暗殺組織の継承権があるから。でもその父親はウェスリーの生後7日目に家を出て、家族を捨てた男。ウェスリーにとってはすべてが寝耳に水だった…。
ストーリーにはちょっとしたひねりが加えてあって、それをサスペンスとして愉しむよう作ってあるのですが、目的(ゴール)が明確じゃないからどう観ていいか分からないのです。途中「弾道をカーブさせるために特訓してるんだなあ」くらいは分かるんですけど、じゃあそのテクニックを身につけたところで、ウェスリーが「ゴルゴ13」的な活躍をするわけでもない。いやワンシーンだけ暗殺を実行するシーンがあるけど、そういうことをもっと見せてくれないの?と思うわけです。暗殺者にスカウトされて、暗殺者になる苦労をさせたら、実行不可能な暗殺を次々とやり遂げるシーンを入れて、観客をスカッとさせるのって必要でしょう?
そもそも一番分からないのは、アンジーが演じた女殺し屋のスタンス。敵?味方?ウェスリーのこと好きなの?嫌いなの?どっちー!(笑)。
そんな中、ふと思い出したのは「マトリックス」。
あれも良く分からない映画でしたが、映像は見応えのあるシーンのオンパレードだったんですよね。だから単純に「なにがなんだか良く分からないけどスゴイ!」って言えたんです。
「ウォンテッド」も冒頭20分のような映像をバシバシ見せてくれれば、ある程度のことは目を潰れたんですけどね。ロシア人監督は別次元を思い描いていたようです。
アンジー、カッコイイのにもったいない。
「つぐない」のジェームズ・マカヴォイとアンジェリーナ・ジョリー。
しがないサラリーマンがある日突然暗殺者にスカウトされるっていう突拍子もない映画が、どれほどスタイリッシュに作られてるのかと観てみたら、序盤の20分だけ観ればあとはもう早送りでいいって感じの映画でした。うーん、ちょっと期待しすぎたなあ。
だいたいハナシの展開がよく分からないのですよ。
スカウトされる理由は、凄腕の暗殺者だった父が敵に殺され、その息子ウェスリーに暗殺組織の継承権があるから。でもその父親はウェスリーの生後7日目に家を出て、家族を捨てた男。ウェスリーにとってはすべてが寝耳に水だった…。
ストーリーにはちょっとしたひねりが加えてあって、それをサスペンスとして愉しむよう作ってあるのですが、目的(ゴール)が明確じゃないからどう観ていいか分からないのです。途中「弾道をカーブさせるために特訓してるんだなあ」くらいは分かるんですけど、じゃあそのテクニックを身につけたところで、ウェスリーが「ゴルゴ13」的な活躍をするわけでもない。いやワンシーンだけ暗殺を実行するシーンがあるけど、そういうことをもっと見せてくれないの?と思うわけです。暗殺者にスカウトされて、暗殺者になる苦労をさせたら、実行不可能な暗殺を次々とやり遂げるシーンを入れて、観客をスカッとさせるのって必要でしょう?
そもそも一番分からないのは、アンジーが演じた女殺し屋のスタンス。敵?味方?ウェスリーのこと好きなの?嫌いなの?どっちー!(笑)。
そんな中、ふと思い出したのは「マトリックス」。
あれも良く分からない映画でしたが、映像は見応えのあるシーンのオンパレードだったんですよね。だから単純に「なにがなんだか良く分からないけどスゴイ!」って言えたんです。
「ウォンテッド」も冒頭20分のような映像をバシバシ見せてくれれば、ある程度のことは目を潰れたんですけどね。ロシア人監督は別次元を思い描いていたようです。
アンジー、カッコイイのにもったいない。
アンジェリーナ・ジョリーはカッコよかったんですけど、ストーリーがちっとも追えず、最後は「・・・で?」って感じになってしまいました(笑)。確かにアンジェリーナ・ジョリーのスタンスが不明でしたねぇ(笑)。
by ミホ (2009-03-15 12:01)
つらつら読んでて、...あ、これ私機内映画でみたじゃん、と最後に思い出しました。
そのぐらい、ストーリーが残ってなかったわー。コミックっぽいな、と思ってたらほんとにそうだったんだね。
アンジェリーナも、こんなのに出るのは、どうなの?
by snorita (2009-03-15 12:32)
>ミホさん
「Mr.&Mrs.スミス」くらい分かりやすくしておいてくれないとねw
nice!ありがとうございます。
>snoritaさん
そういえばアンジー「トゥームレイダー」にも出てましたね。
やっぱお金がいいからかなあw
nice!ありがとうございます。
by ken (2009-03-16 02:05)
ウォンテッド、kenさんのupで思い出したようにレンタルしてもう一度観賞しました。途中から始まって急いで終わりにしたような感じでした。私は、「トゥームレイダー」は好きでしたね。相手役がまた、良かったんですよ~
by eklady (2009-03-16 22:02)
実は「トゥームレイダー」は最初の15分で観るのを止めちゃいましたw
今観たらどうかなあ。
by ken (2009-03-17 00:59)
よく訪れるシカゴが舞台というだけで劇場で見てしまいました。。(^_^;)
CGはスゴイと思いましたが、ジェームズ・マカヴォイは「つぐない」の時の方が
しっくりしていたような気が。。
劇場だと大音響でなかなかの迫力でよかったのですが、列車が脱線して
谷底に落ちていくシーンにソリャネーダロー、と思いました。(笑)
by うつぼ (2009-03-19 20:51)
シカゴを舞台にした作品って意外と多いですよね。
個人的には「アンタッチャブル」が好きでした。
nice!ありがとうございます。
by ken (2009-03-20 01:15)
この映画私も「マトリックス」を連想しました。
鬱屈した主人公の前に謎めいた美女が現れて思わぬ世界に巻き込まれていくというオハナシはそっくりですが、こういう願望充足ものが受けるほど若い人には閉塞感があるのかな。
あと「美女」を「美男」に変えると「ファイト・クラブ」にも似てます。
by きさ (2009-05-10 09:41)
なるほど「ファイト・クラブ」ね。
きささんもかなりの映画マニアですね~w
by ken (2009-05-10 09:58)
kenさんこちらのブログにも来てくださいましたしなにかコメントしようと思ったんですけど、そこまでいろいろ語る映画でもないという気がしてしまいました...。私は「ファイト・クラブ」は佳作だと思います。
by satoco (2010-04-08 16:56)
まさに書きようのない映画ですねw
nice!ありがとうございます。
by ken (2010-04-08 20:37)