仮面ライダーV3対デストロン怪人(1973年・日本) [2012年 レビュー]
監督:山田稔
脚本:伊上勝
「オマエそれ映画か?!」と言われちゃいそうですが、れっきとした劇場公開作品です。
iTunesにラインナップされていたのでつい観ちゃいました。
というのも、この作品の一部は僕の地元・松山の奥道後でロケが行われたのです。しかもダブルライダーロケ!(笑)。そして僕はこの映画をロケが行われたホテル奥道後の映画館で観た気がします。iTunesでタイトルを見つけたときにはチョー懐かしくて思わずダウンロードしたのですが、これがまた意外なトラップで(笑)。
原始物理学者の沖田は四国の山奥でウラニュウムの数百倍の威力を持つサタンニュウムを発見し、おかげでドクトルGに誘拐されてしまう。風見志郎と立花藤兵衛はデストロンとの攻防の末に沖田を救出するが、サタンニュウムの地図の在処を言い残し、息を引き取ってしまう。サタンニュウムをデストロンに渡すまいと風見志郎は四国へ向かうのだが…。
いやあ、すごいストーリーです。
書いてて思ったんですけど、ショッカーだのデストロンだのって、世界征服に役立つものの匂いのするところ、何の脈略も無く現れてたんですよね。笑っちゃうねえ。
僕は何度か家族で行った奥道後温泉のロケーションを確認したくて観たわけですが、意外と使われているシーンが短くてガッカリ。ま、そりゃそうなんですけどね。タイアップ先の宿で30分もの尺のロケをするはずがないんです(笑)。でもほんのちょっとだけとは言え、かなり懐かしく見せてもらいました。
あと何がトラップだったって、ダブルライダーは出てくるんですけど、変身前の本郷猛と一文字隼人は出て来なかった。つまり変身シーンがないってワケ。オープニングタイトルで「藤岡弘、佐々木剛」ってクレジットされてるのにですよ。これは詐欺でしょ!(笑)。
それにしても今観て驚いたのは、思いのほか発破してることです。今みたいにデジタル処理じゃないから、かなりホンモノ感があって、そのスリルはなかなかのものでした。みんな身体張ってたんだねー。
そしてやっぱりV3はカッコ良かった。タイフーン(バイク)もカッコ良かった。テレビシリーズもちょっと観てみたいぞ。
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ごめんなさい、あげあし取りみたいなんですが、V3のバイクはハリケーンです。
ちなみに、ダブルライダーのバイクはサイクロン。
タイフーンはベルトの風車の名前です。
by おきちゃん (2013-08-14 17:01)