トゥー・ブラザーズ [2004年 レビュー]
「トゥー・ブラザーズ」(2004年・イギリス/フランス) 監督:ジャン=ジャック・アノー
人間が絡んだとある事件をきっかけに離れ離れになった双子のトラ。この兄弟がやがて成長し、人間のために互いを殺しあう檻の中で再会することになる。
おおまかなストーリーはこれだけ。あとはホンモノの映像がストーリーに強力なパワーを与える。とにかくすごいです(調べてみたら監督は「子熊物語」の監督だった。なるほど)。
まずカメラアングルがすごい。どうやってこの位置にカメラを設置し、トラに演技をさせることが出来るのか、と脳みそぐるぐる考えちゃうシーンがてんこ盛り。
中にはトラと鼻が触れ合わんばかりに顔を接近させるシーンがあって、「何かのトリックがないと成立しないだろう」と余計なことばかり考えさせる。
子熊物語のときも同様の疑問が沢山湧いて、本編にのめり込めなかったんだけど今回も一緒。
もしもメイキングが存在していて、その映像がおまけについたDVDが発売されるなら、即効買いです。そして余計な詮索をしないで観られたら、もっと感動したかも知れません。
すいませんね。もう心のキレイな子供じゃないもので(笑)。
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