夢のチョコレート工場 [2005年 レビュー]
「夢のチョコレート工場」（1971年・アメリカ）
ティム・バートンがジョニー・デップ主演でリメイクをし、アメリカでは今年公開される映画のオリジナルです。しかもこれは日本未公開作品。
リメイク版予告編がかなり「ティム・バートン」しててものすごく面白そうだったので、オリジナルはどんなもんだったのかと、予習のために観てみました。
前半のストーリーはなかなか面白いです。
世界中で人気のチョコレート「ワンカ」の工場は現在閉鎖中。
閉鎖した理由は、「ワンカ」の美味しさを探ろうとするライバルたちに嫌気がさしてのこと（ただしこの辺りはきちんと描ききれてない。もったいないな）。
ところがある日、世界中で売られている「ワンカ」の中に5枚だけ金の当たり券を入れたと発表する。その当たり券を手に入れた者には一生分のチョコレートを贈呈し、しかもチョコレート工場に招待するという。
前半はこのニュースを聞いて世界中が大騒ぎするというお話。
バカバカしいんだけど、ファンタジー（しかもミュージカル・笑）だからこれはアリ。
主人公は寝たきり老人を4人も抱える母子家庭の1人息子。もう笑っちゃうしかない設定なんだけど、なんたって主役だけにこの子供が性格の良い子と来てる（笑）。
後半は金の当たり券を手に入れた子供（なぜか5人とも子供なんだけど、ここは突っ込んじゃダメ）とその保護者が工場に招待され、いよいよ誰も見たことのなかった夢のチョコレート工場に入って行く…という展開です。
観ていると確かにティム・バートンが好きそうなエッセンス満載で、これをどうやってリメイクしたんだろうと期待が膨らみます。というよりもそういう期待をしながらじゃないと、後半はちょっと観ていられません。予算とセンスの問題が多々あって、美術的にはかなり苦労しています。
でも10歳くらいまでの子供と見るにはいいかも知れません。
というのも、僕は「ティム・バートンがリメイクした映画」だと思って観ていたために、ちょっと意表を突かれたエンディングだったんです。一言でいうならこれは「童話」。だから子供にとっては悪くない、という論理です。
あ、それと「チョコレートを食べたくなる映画かも？」と思いましたが、意外とそうでもありませんでした（笑）。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2001/11/23
- メディア: DVD
おはようございます。
確かに 突っ込んじゃダメ ポイントがいくつかあるけど
予想以上に面白かったです。
リメイク版に期待がふくらみますよね。
by (2005-04-07 08:48)
リメイク版の予告編がこちらで観られます。
なかなかいいですよ～。
http://www.apple.com/trailers/wb/charliechocolatefactory/
by ken (2005-04-07 16:09)
こんばんは。
ほんとにこの作品は童話ですね。私もTBさせていただきます。
by coco030705 (2005-08-30 18:48)
「ゆる～い映画鑑賞会」で観るのが、今から楽しみです＾＾
by ken (2005-08-31 11:32)
はじめまして。
「チャーリーとチョコレート工場」のオリジナルがあると聞いて
たどり着きました。
ティム・バートン版をみて後からこれを知ったのでこっちも
みて見ようと思って買いました。
ジーン・ワイルダーとウンパルンパがいい味出してましたね。
ベルーカはこっちの方が嫌すぎでした。
by 芸夢人 (2006-03-17 12:26)
芸夢人さん、ようこそ。
ティム・バートン版を先に観てからオリジナルを観るのもまたひとつ楽しいかも
知れませんね。こちらのほうが素朴な味があるような気がします。
by ken (2006-03-17 17:55)