スイミングプール [2005年 レビュー]
「スイミング・プール」（2003年・フランス／イギリス） 監督・脚本：フランソワ・オゾン
僕はこの映画の言わんとするところがまったく理解できませんでした。
エンドロールを眺めながら、「あれ？もしかしてオレってアタマ悪い？」って悩んじゃったもん。
もちろん今の今も、何にも理解していません。あー、やっぱりバカだ（笑）。
例えばミステリーというジャンルが大好きで、小説や映画を観終わったあとにいろいろと想像を巡らせることが好きな人は、きっとこの映画も楽しめると思います（そうは言っても、割りと冷たく突き放されるけどね）。
かたや僕のようにラストシーンですべての謎が解け、「なるほど、そういうことか～こりゃオジサン1本取られちゃったねえ。ポン！」とヒザを叩きたいタイプの方は、この映画の良さを理解できないと思います。
僕が振り返って思い出したいのは麗しきシャーロット・ランプリングの御姿だけ。最初の登場シーンから溜息が出て、後半ではさらに衝撃的なシーンが待っています。それにしても、ここまで美しい還暦の女性も最近見たことがありません。
誰かの解説（解釈）を読んでみたい作品でした。僕はギブアップです（笑）。
- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2005/01/21
- メディア: DVD
追記：昨夜30,000HIT突破しました。ありがとうございます。
こんばんは。シャーロット・ランプリング、ほんとにきれいでしたね。私は面白いと思いました。イマジネーションの世界というか。でも、つまらないことですが、避暑地であんなにセンスのいい服装をしていたシャーロットが、イギリスへ帰ってきたとたん、すごいダサい女流作家に戻っていたのが、変やわ、と思いました。
by coco030705 (2005-05-09 19:26)
さすが目のつけどころが違いますね！
確かにあのファッションはなんだか違和感がありました。
でもあれも何か意味があるのかなあ？
by ken (2005-05-10 02:42)
だまされる？私多分だまされる！！と感じつつも観てしまう”不思議系”映画。私、結構観てます。きっとスキなんでしょうね、こういうの（笑）
と、いうことで機会があれば観よう！と我が『観たい映画』リストに加えようと思います♪
by ななひつじ (2005-05-10 23:21)
ななひつじさんが思う「不思議系映画」って他にどんなのがあるんですか？
そのラインナップ知りたいです！興味津々！
by ken (2005-05-11 00:31)
ネーミングセンスがないので”不思議系”と言いましたが、なんというか観客に考える力、想像力を働かせる映画といいますか。。。ヨーロッパ、仏映画に多そうな（＾＾；
私的には「夜風の匂い」「アガタ」。。仏映画ですね（＾＾；；
「ラストタンゴインパリ」「ブラウンバニー」うーん、何か大雑把に言いすぎましたね。。
不思議系の中で、もっと細分化できそうです（笑）
by ななひつじ (2005-05-14 16:24)
こんにちは。私もスイミングプール、理解できませんでした。
見た人に考えさせる映画なんだ、これはきっと。とおもったのですが、
私のグレーな脳細胞は「じゃあ、白昼夢、ってことで」という結論に行き着きました。。
私の好みとしてはkenさんおっしゃるとおりの「ひざをポン」タイプのミステリーか、シャーロット・ランプリングが若さ溢れる肉体に嫉妬してのドロドロ殺人、がよかったです。後者だったら結論はなくてもいいかな。
シャーロット・ランプリング、綺麗でしたね。ハリウッドのプラスティックな綺麗さじゃなく、おフランスの美しさでした。
by (2005-05-16 19:56)
>ななひつじさん
フランス映画に不思議系が多いって言うより、僕達がハリウッド映画に
慣らされちゃってるってことですよね。
でも挙げていただいた映画は面白そうな作品って気がします。
>mobamobaさん
遅レス恐縮です。
「白日夢」はナイスな着地点です。
シャーロットが若い女に嫉妬してのドロドロ殺人ドラマも観てみたいですね。
by ken (2005-08-05 18:24)