僕のスウィング [2005年 レビュー]
「僕のスウィング」(2002年・フランス) 監督・脚本:トニー・ガトリフ
「リトルダンサー」を楽しめた人はきっと好きになる映画だと思います。
僕は大好きなタイプの映画でした。
ただし、このタイトルからヘタな想像を膨らませると「かったるい映画だな」ってことになるので要注意。
原題の「SWING」には2つの意味があります。
ひとつはジプシー音楽とスウィング・ジャズを融合させた“マヌーシュ・スウィング”のこと。
ちなみに“マヌーシュ”とはフランス中部以北からベルギー、オランダなどに暮らすジプシーの通称だそうです。
もうひとつは映画に登場するジプシーの少女、スウィングのこと。
これは夏休みの間、おばあちゃんの家に預けられた10歳の少年のひと夏の出来事を描いた作品で、観るにあたってはこの程度の予備知識で充分かと思います。
僕はこの映画を観て、初恋と呼ぶにはまだ早過ぎる頃に好きだった女の子のことや、ほんの短い間だけとても親しく付き合ったとあるお兄さんやおじさんおばさんのことを思い出しました。
子供はいろんな人と出会って、関わって、影響されて育つもの。でもその中にはそれっきり2度と逢わずに終わっている人たちが沢山います。時にはそんな人たちのことを思い出して、今の自分があることを感謝してもいいかなと思いました。
この夏休み、子供と一緒に観るのにちょうどいい作品かも知れません。
僕はチャヴォロ・シュミットのギターテクとスウィング(ルー・レッシュ)の笑顔にKOです。
kenさん、はじめまして。すずむらゆめ、と申します。
いま話題のブログなるものに手を出してみました(笑)
映画やDVD鑑賞が好きなので、kenさんのデータ(?)をぜひぜひ参考にしたいと思います。
ブログはまだまだ初心者ですが、よろしくお願いいたします。
by 涼村柚芽 (2005-07-24 23:45)
涼村さん、ようこそ。
ブログを始めた早々にお越しいただきありがとうございます。
参考になるようなブログでしたら、ぜひ活用してくださいね。
by ken (2005-07-25 01:34)
いいですよね。マニューシュギター。
テーマ曲が気に入って映画もみました。
ずいぶん前なので中身は忘れてしまっているのですが、
暖かな視点というか、どこか空中からの目線のようなものを感じました。
チャヴォロ・シュミットの他のCDも買ってしまいました。
by やまげん (2005-07-25 13:18)
あ、先生。コメントありがとうございます。
>どこか空中からの目線のようなものを感じました。
映画の冒頭、とても印象的な俯瞰カットがあります。
きっとそれらのイメージが残っているのではないでしょうか?
それとチャヴォロ・シュミットのテクニックは半端じゃありませんでしたねえ。
by ken (2005-07-25 15:21)
リトルダンサー、よかったですね。おとうさんと少年の関わり方がすごく、よかったなぁ…。「ウォルター少年と~」とか、少年の成長物語に弱いので、これも探してみます。
by (2005-07-25 20:13)
「リトルダンサー」とも「ウォルター少年と、夏の休日」とも違うんですけど
この映画に出てくる少年も羨ましいくらい、いい体験をしてます。
ぜひ楽しんで下さい!
by ken (2005-07-25 23:09)
私も「リトルダンサー」大好きでした。
この映画も観てみたいです。
by まさぽん (2005-07-30 08:03)
レンタル屋さんにダッシュしてください!(笑)
by ken (2005-07-30 09:00)