バンビ [2005年 レビュー]
「バンビ」(1942年・アメリカ) 製作:ウォルト・ディズニー 監督:デヴィッド・D・ハンド
Amazon.comで激安だったので買ってしまいました。
今まで一度も観たことなかったので、まあいいかと思って。
で、今更ですが驚いたことがまずひとつ。
それは
バンビがオスだったこと(笑)。僕はずーっとメスだと思っていたもんで、これはマジたまげました。
つまり僕が漠然とイメージしていたストーリーとはまったく違っていたわけで。
「バンビ」は小鹿の成長物語ですが、メルヘンでもファンタジーでもなく一種の大河ドラマです。けれどそこに押し付けがましさは微塵もなく、それどころかまるで我が子の成長を見るように終始温かい目で観ることが出来ます。これは【脚本】と【アニメーターの技術】と【吹き替えをした小さな俳優たち(オリジナル版)の表現力】の賜物。この3要素のバランス感覚は完璧で、「大人が見ても子供が見ても楽しめるアニメーション映画とはこういうことだ!」とウォルト・ディズニーに見せ付けられたような気がしました。
大河ドラマの押し付けがましさはなくても重要なテーマは存在しています。ウォルト自身がかつてこう語っていました。
「伝えたいのは試練は必ず訪れるということ。その中で最善を尽くすべきなのだ」
「バンビ」とはそういう作品です。これ以上何も説明することがありません。唯一補足するなら「ライオンキング」の原型となった作品、ということくらいでしょうか。ラストシーンが実に美しいです。
ちなみに「手塚治虫は『バンビ』を映画館で80回観た」という伝説も残っていますが、どうしてそんなに観たのか?という疑問に関して、竹熊健太郎氏のブログに興味深い記事が掲載されています。こちらも合わせてお楽しみ下さいませ。
Thanks 90,000prv !
こんばんは。
バンビのガールフレンドもお話に出てきますよね、確か。ラストに角生えてくるし。
子供の頃は山火事のシーンが怖くてしょうがなかったです。
そんなメッセージがあったんですね~。
ディズニーの映画は、最近のものより、クラシックの方が好きです。
子供のときに見たからかもしれませんが。
by (2005-09-01 20:21)
そうそう。ガールフレンドが登場したから
「あ、やっぱりメスもいたんだ」
ってちょっとホッとしたりしてました(笑)
昔のディズニー映画っていいですね。
ちなみに、「バンビ」は続編が作られているそうです。
nice!ありがとうございます。
by ken (2005-09-01 22:59)
すみません、オスへの驚愕ぶりにウケてしまいました。
私は子供の頃バンビが大好きだったのでオスだったこともよく覚えてますが、そのころビデオもないのにどうしてバンビを観てたんだろう。多分親が私に買い与えてたんでしょうね。グッズとかも沢山持ってました。
ちなみに今の会社のICカードにバンビのシール貼ってたりして...。
by satoco (2005-09-02 09:45)
ディズニー映画を子供の頃に観た記憶ってほとんどありません。
これはウチの親の問題ですね(笑)。
by ken (2005-09-02 13:31)
ええ!オスだったんですか?なんかちょっとショック……。昔のディズニーのセルアニメは美しかったですね。もうこんなのやらないんだろうな。
by (2005-09-02 13:43)
あ、仲間がいた(笑)。
ショックですよねえ。でもいい映画ですよ。観る価値アリです。
nice!ありがとうございます。
by ken (2005-09-02 14:15)
なんてことだ。。。
私はバンビが大好きです。
もちろん家にもビデオあるけど。
自分がちっちゃいときから
とにかくバンビがすきだったんです☆
by ecco (2005-09-02 20:57)
なんてことだ…の意味がわかんないっす(笑)。
でもまあ、とりあえずnice!ありがとうございます。
by ken (2005-09-02 22:14)
またもや。
意味不明コメントしちゃいましたか~?
なんてことだ。。。
by ecco (2005-09-03 07:28)
バンビが男の子?
ちっ。
女のこのほうがいいよー♪
やさぐれこより
by keiko-nari (2005-09-03 21:10)
>eccoさん
また飲んでましたか? 今度一緒に飲みましょうね~。
>keikoさん
あ、またしても仲間発見か?
by ken (2005-09-03 21:21)
ずーっと、この方30と○年間、「80回見ました」という発言に、
ホントに手塚先生はディズニーを愛しているんだなぁ うっうっうっ…
と、その“師弟愛”にも似た尊敬ぶりに崇高な世界を想像していたのですが
…結構現実はドライだったんですね~(笑)
かえってさらに手塚先生が好きになりました
by クロロ (2005-09-04 15:12)
竹熊さんの記事は僕も驚きでした。
「ライオンキング」に強く抗議しなかった理由も今では笑い話ですよね。
nice!ありがとうございます。
by ken (2005-09-04 17:20)
これは'42年ということで、昔のものですよね。
今のディズニーのファン!という方々、ごめんなさい。
私はどうしても、かつてのディズニーと今のディズニーが同じものに思えないんです。子供の頃に見た、この「バンビ」「白雪姫」「シンデレラ」・・
今のディズニーのものよりも、もっと色が落ち着いていて、動きも優雅だったように感じてしまうんです。
女優の江波杏子さんが先日1000冊、自宅の本を処分したとき、たった1冊残したのが「昔公開された『眠れる森の美女』のバンフ」だったそうです。
「ねえ、色がちがうでしょう?表情が違うでしょう?品があるでしょう?」って語っておられる一言一言が、とっても実感できました。
バンビ大好きです。
by Sho (2006-09-30 15:07)
江波さんは何を思って1000冊の本を処分したんでしょうね?
そっちが気になっちゃいました。
昔のディズニー。いわゆるコンピューターで描く以前のもの、ということですね。
人の手で仕上げていたから温かいんだと思います。
by ken (2006-09-30 23:32)
江波さんは数年前に大病されたと聞いていたので、そろそろ身辺整理を始めたのかな・・?などと思いました。
なるほど、「手書き」と「コンピュータ」でしたか。今はアニメの世界もコンピュータがかなりの部分を担ってるんでしょうね。
人の手の「気」見たいのが、入ってる感じがしました。
by Sho (2006-10-01 16:57)