オオカミの誘惑 [2005年 レビュー]
「オオカミの誘惑」(2004年・韓国) 監督・脚本:キム・デギュン
韓国で大ヒットしたインターネット小説の映画化だそうです。
前半笑えて後半泣ける構成にしたりして、明らかに「猟奇的な彼女」を意識してる気がしました。でもコイツはちょっといただけません。
内容は、敵対する高校のイケメン番長同士が、田舎から出てきた大して可愛くもない(早い話がブスなんですけど)転校生に恋をするという話です。もちろんこれだけじゃありませんが、この時点ですでに意味が分かりません。街を歩けば女子高生にバシバシ写真撮られてるようなイケメン番長2人が、そんな女に惚れるはずなかろうて!(笑)。
男の子2人はまずます良いです。TBSの安住アナに激似のチョ・ハンソンと、アンジャッシュの渡部と沖田浩之(もう誰もしらないか?)を足して2で割ったようなカン・ドンウォン。「こんな2人に追いかけられたい~!」と思える女子は「アイドル映画」として楽しめるんじゃないでしょうか。
男の(しかもオッサン)客としては主役のイ・チョンアがどうにも可愛らしく見えなくて、最後の最後まで気持ちが入って行きませんでした。でもこの役をペ・ドゥナがやってたら、どうだったかなあ。もうちょっと良かったかも。
いえ。何がダメって一番は脚本です。役者のせいなんかじゃありません。
脚本はもっと刈り込む必要アリ。余計なエピソードや遠回しな表現もやめて、もっとストレートに行くべきな箇所がいくつもあります。
とにかく115分は長すぎだし、映画としてのクオリティは低かったです。
2005-10-12 00:26
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コメント(4)
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こんばんは!
わたしも観ました!といっても劇場で観たので、少し記憶が薄れてますが…。アクションシーンやコメディっぽいところ、泣かせるところを考えていくと「韓国映画らしい」と思いました。
男の子2人が目立ちすぎて女の子がよけい……というのが正直な感想だったと思います(笑)
by (2005-10-12 02:22)
最近の韓国映画って何でもかんでも詰め込みすぎなところがありますよね。
志は高くていいと思うんですけど、そのおかげで焦点がブレてる作品も
沢山あると思います。「猟奇的な彼女」の影響って大きいんですね。
by ken (2005-10-12 16:14)
こんちは。
これね、スカパー!で公開当時さかんにCMやってたんです。
で、そのときの宣伝文句が「革命的恋愛映画」でした。
ほんまかいなと思ってましたが、やはりそうでしたか。
そのCMで見ただけですが、私も女の子が「?」と感じてました。
「ケンカをやめてぇ~、ふたりをとめてぇ~(by河合奈保子)」の
設定の割りに、イマイチというか。
見んときます。
by 蓮花 (2005-10-14 09:33)
「革命的恋愛映画」??? すごい宣伝文句ですねえ(笑)。
そんなコピーをつけた映画会社の人間に、ふ・ざ・け・る・な!と言いたいデス。
もっといい映画観ましょうね。せっかくですから(笑)
by ken (2005-10-14 12:07)