劇団四季「ライオンキング」 [ショウより素敵な商売はない]
今年に入って4本目のミュージカル。「ライオンキング」を観るのはこれが2回目。
前回は1階席で観たので、今回は2階席の最前列で観てみることに。
ちなみに「ライオンキング」をこれから観る人はまず1階席で観た方がいい。
オススメなのは真ん中よりもやや後ろ目。その理由は舞台装置の関係でステージの高いところを観る機会が多いのと、1階席の通路を何度もキャストが通るのでその全貌を観るにはやや後方の席が適していると思います。その証拠に今日ステージに近いところで観ていたであろう女子中学生たちが「クビ疲れたぁ~。次観るならゼッタイ2階がいい!」と言いながら会場をあとにしてましたから(笑)。
その2階席ですが、個人的には舞台装置の動きがすべて確認できるので、とても興味深く観ました。おそらく劇団四季史上最高に手間のかかった舞台装置じゃないかと思います。僕がプロデューサーでこれだけ大掛かりな舞台を組んだら、そりゃ5000回でも6000回でもやってくれって感じです。この舞台をバラしてまた新しいミュージカルをやるなんて考えたくもありません(笑)。
さて、劇団四季のミュージカルは「CATS」「クレイジー・フォー・ユー」「マンマ・ミーア」「コーラスライン」「オペラ座の怪人」と観て来ましたが、もしかしたらこの「ライオンキング」が一番良く出来た作品かも知れません。
まず一番は観ていて楽しい。
さまざまな鳥や動物たちを人間が見事に演じているし、ディズニーキャラクターの魅力を損なうことなく舞台上で再現できているのも凄いと思います。衣裳やメイクの色彩も鮮やかで実に美しい。
そしてストーリーも単純で分かりやすい。
他の作品と違って唯一勧善懲悪ですから。まあもっともこのミュージカルを観に来る人たちはディズニー映画の「ライオンキング」も観ているんでしょうけどね。ちなみに僕は観ていません(笑)。
主要キャストに子供がいる。
ストーリーどうこう以前に子役たちが可愛いんです。ついでに悔しいくらい歌も上手い(笑)。第1幕は子役2人が大いに魅せてくれます。そしてこのミュージカルを観て、「私も(僕も)歌いたい」って思う子供たちが沢山いることでしょう。
僕にも子供がいたら「ライオンキング」だけは見せたいなと改めて思いました。
お子さんをお持ちの方は夏休みの思い出にぜひ。劇場では座高の低い子供用にシートの上に乗せるクッションを用意しているようです。気が利いてるね。
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