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ふたりの人魚 [2006年 レビュー]

ふたりの人魚」(2000年・中国/ドイツ/日本) 監督・脚本:ロウ・イエ

 TSUTAYAのDISCASでアジア映画を検索していたとき見つけた1本。
 借りてみようかと思ったのは“イントロダクション”のこのコメントを読んだからでした。

 2000年ロッテルダム国際映画祭のグランプリ受賞作。
 中国の新鋭ロー・イエ監督が、現代の上海を舞台に描く切ない恋の物語。
 上海でビデオの出張撮影の仕事をしている男。仕事は順調とはいえず暇をもてあまし気味。ある日、撮影先で人魚のように美しい水中ダンサーのメイメイにひと目ぼれする。ふたりはつきあい始めるが、彼女には謎めいた行動が多かった。しかもある日、彼女のことを自分の恋人のムーダンだと言い張る男まで現われて…。(原文ママ)

 映画を観終わって僕が一番知りたかったのは、2000年のロッテルダム国際映画祭の審査員は誰だったのか、ってこと。
 
こんな投げっ放しな映画の何がよくてグランプリなんか与えたんだコノヤロー!
 ロッテルダム映画祭はアジア映画に優しいらしいんですけどね、だとしても他に何かあるだろうって思ったもので。スイマセン、久しぶりに怒鳴ってしまいました…(笑)。

 映画の冒頭、蘇州川を上る船の上から上海の街を見せるシーンが続くのですが、この辺りは実にいい雰囲気を出しています。ANAの「中国行って撮ってきて」CMなんかじゃ絶対に見られない、素顔の上海が切り取られていて期待感は高まるのですが、肝心の内容がメロメロ。だいたい「人魚」の意味が何もないんですからガッカリです。

 中国のインディーズ映画に興味のある人はご自由に。
 タッチはウォン・カーウァイに似ていると言えなくもありませんが、自己満足っぽいところも似てますから個人的にはどうでもいいですワ。主演の女の子がもう少し可愛けりゃ評価も違いましたけどねえ(笑)。

ふたりの人魚

ふたりの人魚

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2004/03/26
  • メディア: DVD

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