ロンゲスト・ヤード [2007年 レビュー]
「ロンゲンスト・ヤード」(2005年・アメリカ) 監督:ピーター・シーガル 脚本:シェルダン・ターナー
1974年にバート・レイノルズ主演で製作されたアメフト映画のリメイク。
バート・レイノルズは僕が子供の頃の大スターで、「トランザム7000」とか「キャノンボール」とか「グレートスタントマン」とかいろいろ観てたんですけど、この「ロンゲスト・ヤード」は観てませんでした。どうしてかというと子供の頃はアメフトなんて全く知らなかったからなんですね。
僕がアメフトを理解したのは80年代の後半。仕事で高校のアメフトチームを取材をすることになり、仕方なくルールを勉強したらこれががっつりハマっちゃって、今では「生涯一度でいいからスーパーボウルを生で観たい!」と思うまでになりました。
ちなみに僕が最初に好きになったチームはジョー・モンタナがいた49ers。でも仕事でダラスへ行ったとき、相手先に熱狂的カウボーイズファンがいて、その人にカウボーイズのキャップをもらって以来カウボーイズ一筋(笑)。当時はトロイ・エイクマンというスターQBもいたしね。
話がいきなりそれちゃいましたが、つまりこれはアメフトを理解しない人が観ても面白くないということです。
ストーリーは、八百長疑惑でNFLを追放されたかつてスター選手ポール・クルー(アダム・サンドラー)が飲酒運転事故で服役することになり、その刑務所で看守チーム対囚人チームの試合が行われることになるというもの。
ぶっちゃけ「スポ根」映画ですから、おのずと結果は見えたも同然。ということは、そのプロセスをいかにショーアップするかが作品の評価を大きく左右することになります。
で、どうだったかと言うと、「きっとオリジナルが良く出来ているんだろう」と言ってしまうと元も子もないので言いませんが(言ってるって)、意外とよく出来た作品でした。
特に中盤の見どころとなる“囚人チームの選手集め”は、“横暴な看守と虐げられる囚人”というお約束をいくつものパターンにアレンジし、やる気の無かった囚人をその気にさせていくだけなんですけど、そこに違和感は別段感じなかったし、しかもすべてが後のゲーム展開の「伏線」として生きてましたから、ここは及第点をあげてもいいと思います。
ただし試合が始まってしまうと「これ以上何があるんだろう?」と考えてしまって、興味度から言うと失速します。ラスト近くには“良い仕掛け”があるんですけど、やはりゲームに入る前にもうひとつ何らかの伏線はあっても良かったかなと思いました。
ゲームシーンでは、僕たちが通常見るアングル(フィールドを真横から見る)が皆無だったのは失点。
フォーメーションも含め、ゲームの展開で楽しませてくれなかったことはファウル。
残り時間わずかで逆転できるか否かをスリリングに編集できなかったところはイエローフラッグと言っておきましょう(笑)。
オリジナル、観てみようかな?
ちなみにアメフトがサッカーに替わった「ミーン・マシーン」(ガイ・リッチー製作総指揮)というリメイク作品もあります。
thanks! 480,000prv
1974年にバート・レイノルズ主演で製作されたアメフト映画のリメイク。
バート・レイノルズは僕が子供の頃の大スターで、「トランザム7000」とか「キャノンボール」とか「グレートスタントマン」とかいろいろ観てたんですけど、この「ロンゲスト・ヤード」は観てませんでした。どうしてかというと子供の頃はアメフトなんて全く知らなかったからなんですね。
僕がアメフトを理解したのは80年代の後半。仕事で高校のアメフトチームを取材をすることになり、仕方なくルールを勉強したらこれががっつりハマっちゃって、今では「生涯一度でいいからスーパーボウルを生で観たい!」と思うまでになりました。
ちなみに僕が最初に好きになったチームはジョー・モンタナがいた49ers。でも仕事でダラスへ行ったとき、相手先に熱狂的カウボーイズファンがいて、その人にカウボーイズのキャップをもらって以来カウボーイズ一筋(笑)。当時はトロイ・エイクマンというスターQBもいたしね。
話がいきなりそれちゃいましたが、つまりこれはアメフトを理解しない人が観ても面白くないということです。
ストーリーは、八百長疑惑でNFLを追放されたかつてスター選手ポール・クルー(アダム・サンドラー)が飲酒運転事故で服役することになり、その刑務所で看守チーム対囚人チームの試合が行われることになるというもの。
ぶっちゃけ「スポ根」映画ですから、おのずと結果は見えたも同然。ということは、そのプロセスをいかにショーアップするかが作品の評価を大きく左右することになります。
で、どうだったかと言うと、「きっとオリジナルが良く出来ているんだろう」と言ってしまうと元も子もないので言いませんが(言ってるって)、意外とよく出来た作品でした。
特に中盤の見どころとなる“囚人チームの選手集め”は、“横暴な看守と虐げられる囚人”というお約束をいくつものパターンにアレンジし、やる気の無かった囚人をその気にさせていくだけなんですけど、そこに違和感は別段感じなかったし、しかもすべてが後のゲーム展開の「伏線」として生きてましたから、ここは及第点をあげてもいいと思います。
ただし試合が始まってしまうと「これ以上何があるんだろう?」と考えてしまって、興味度から言うと失速します。ラスト近くには“良い仕掛け”があるんですけど、やはりゲームに入る前にもうひとつ何らかの伏線はあっても良かったかなと思いました。
ゲームシーンでは、僕たちが通常見るアングル(フィールドを真横から見る)が皆無だったのは失点。
フォーメーションも含め、ゲームの展開で楽しませてくれなかったことはファウル。
残り時間わずかで逆転できるか否かをスリリングに編集できなかったところはイエローフラッグと言っておきましょう(笑)。
オリジナル、観てみようかな?
ちなみにアメフトがサッカーに替わった「ミーン・マシーン」(ガイ・リッチー製作総指揮)というリメイク作品もあります。
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