ダ・ヴィンチ・コード [2007年 レビュー]
「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年・アメリカ) 監督:ロン・ハワード 脚本:アキヴァ・ゴールズマン
映画公開当時巷で盛り上がってたのは「原作との比較論」でしたね。
賛否両論あったようですが、僕は原作を読んでいないので(正しくは、「途中で読むのを止めた」なんですけど)すべてスルーし、ほとぼりが冷めたころにこっそり映画だけ観ようと思ってました。
ちなみに、原作を早い段階で投げ出したのは単純な話、「面白いと思わなかった」からです。
そういえば何かの雑誌で監督のロン・ハワードをこき下ろす見出しを目にしました。でも僕はこれを鵜呑みにはしていません。腐っても相手はアカデミー賞受賞監督です。一介の記者がそこまで論(あげつら)うってことは、「よほど原作にハマった人なんだろうなあ」と思っていました。結果から言うと、映画を観た今でもその考え方に変わりはありません。だいたい原作を読んだ人たちは期待しすぎなんですよ。
この映画は僕に言わせれば、ただのB級サスペンス映画です。題材こそデリケートだけれど、ストーリーは壮大なる妄想じゃないですか。7000万部も売れた原作だから「超大作!」ってあおりにあおった映画会社も悪いけどね。
というわけで、映画としてだけの寸評を。
やっぱり原作を読んだ人向けに作られた感じが若干しますね。どうしても説明不足になってる。だからこれから観る人は少なくとも次のキーワードだけはなんとなく知った上で観ないとついていけません。
1)聖杯伝説
2)マグダラのマリア
3)オプス・デイ
4)シオン修道会
興味があれば下調べしてから観て下さい。そうすればこの「大いなる仮説」はそれなりに楽しめると思います。また「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」や「パッション」を観ておくと、納得のいくことがいくつかあるでしょう。
僕が本作で一番楽しんだのはオドレイ・トトゥ。
いや~「アメリ」の表情とはまったく違う彼女の凛々しさにホレました。
あとジャン・レノは仕事選んだ方がいいんじゃないかなあ?まるで一時期のブルース・ウィリスになってる気がするぞ(笑)。主役級のフランス人と言えば、なんでもかんでもジャン・レノって決めちゃうハリウッドのキャスティング・プロデューサーが一番問題だと思いますけどね。
僕が一番ビックリしたのは「モナ・リザ」に大した意味がなかったこと。
なのに↓このアートワークはねーだろ!コラ!
ご報告。
おかげさまで昨日、総閲覧数が500,000を超えました。
アクセス解析でリピーター調査をしてみると圧倒的に「1回目」が多いんですけど、中には「800回オーバー」の方もいてくださったりして本当に嬉しい限りです。
特に読者になってくださっている106名の皆様には大感謝!
少なくとも868本オーバー目指して頑張りますので(笑)、これからもよろしくお願いいたします!
映画公開当時巷で盛り上がってたのは「原作との比較論」でしたね。
賛否両論あったようですが、僕は原作を読んでいないので(正しくは、「途中で読むのを止めた」なんですけど)すべてスルーし、ほとぼりが冷めたころにこっそり映画だけ観ようと思ってました。
ちなみに、原作を早い段階で投げ出したのは単純な話、「面白いと思わなかった」からです。
そういえば何かの雑誌で監督のロン・ハワードをこき下ろす見出しを目にしました。でも僕はこれを鵜呑みにはしていません。腐っても相手はアカデミー賞受賞監督です。一介の記者がそこまで論(あげつら)うってことは、「よほど原作にハマった人なんだろうなあ」と思っていました。結果から言うと、映画を観た今でもその考え方に変わりはありません。だいたい原作を読んだ人たちは期待しすぎなんですよ。
この映画は僕に言わせれば、ただのB級サスペンス映画です。題材こそデリケートだけれど、ストーリーは壮大なる妄想じゃないですか。7000万部も売れた原作だから「超大作!」ってあおりにあおった映画会社も悪いけどね。
というわけで、映画としてだけの寸評を。
やっぱり原作を読んだ人向けに作られた感じが若干しますね。どうしても説明不足になってる。だからこれから観る人は少なくとも次のキーワードだけはなんとなく知った上で観ないとついていけません。
1)聖杯伝説
2)マグダラのマリア
3)オプス・デイ
4)シオン修道会
興味があれば下調べしてから観て下さい。そうすればこの「大いなる仮説」はそれなりに楽しめると思います。また「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」や「パッション」を観ておくと、納得のいくことがいくつかあるでしょう。
僕が本作で一番楽しんだのはオドレイ・トトゥ。
いや~「アメリ」の表情とはまったく違う彼女の凛々しさにホレました。
あとジャン・レノは仕事選んだ方がいいんじゃないかなあ?まるで一時期のブルース・ウィリスになってる気がするぞ(笑)。主役級のフランス人と言えば、なんでもかんでもジャン・レノって決めちゃうハリウッドのキャスティング・プロデューサーが一番問題だと思いますけどね。
僕が一番ビックリしたのは「モナ・リザ」に大した意味がなかったこと。
なのに↓このアートワークはねーだろ!コラ!
ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2006/11/03
- メディア: DVD
ご報告。
おかげさまで昨日、総閲覧数が500,000を超えました。
アクセス解析でリピーター調査をしてみると圧倒的に「1回目」が多いんですけど、中には「800回オーバー」の方もいてくださったりして本当に嬉しい限りです。
特に読者になってくださっている106名の皆様には大感謝!
少なくとも868本オーバー目指して頑張りますので(笑)、これからもよろしくお願いいたします!
すごい!総閲覧数500,000超え!おめでとうございます。
記事を読ませていただくごとに「観たい」と思うものが増えていくのですが
なかなか観られずちょっと歯がゆくなります。
kenさんのレヴューは一味違う気がします。ぜひおじいちゃんになっても続けていただきたいです。
by Sho (2007-08-13 06:33)
まずは500000越えおめでとうございます。すごいっすね。1000000越えも夢じゃないですね。「ダ・ビンチコード」私はけっこう原作が面白かった派です。で、映画は、そうですね、それとは別バージョンなんだと思えばそれなりに楽しめるのではないかと・・・トム・ハンクスがミスキャストだとは思います。ハーバードのカッコいい教授って感じじゃないし・・・。
by snorita (2007-08-13 07:49)
>Shoさん
映画のレビューって気力が欠けたら続けられないと思います。
僕にとってのゴールってどこにあるんだろうなあ?
おじいちゃんになる前にはやめると思いますけど(笑)。
nice!ありがとうございます。
>snoritaさん
トム・ハンクスがミスキャストという人もたくさんいるらしいですね。
原作読んでない側からすると、どーでもいいじゃんって思うけど。
まさかハリソン・フォードはありえないし(笑)。
by ken (2007-08-13 11:43)
いま、ベトナムです。暑いです、というのは嘘で東京より涼しいですw
この映画、原作は二晩で読んで映画館へは三回足を運びました。
どうしてかというとカメラワークに惚れたからですw
特にラストのルーブル宮のカットはいつかパクってやろうと思ってますw
これからパリカムを担いでロケハンです................or2
by きりきりととと (2007-08-13 11:52)
いいですねえベトナム。
僕はハノイしか行ったことがないので、いつかホーチミンに行ってみたいす。
そうですか、カメラワークに惚れましたか。
やっぱりすごいんですよ。ロン・ハワード。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-08-13 12:41)
総閲覧数おめでとうございます。
原作を途中で読むのをやめた?
原作を途中で読むのをやめた?
原作を途中で読むのをやめた?
私は原作が大好きだ。なぜなら現実逃避若干出来るから。
これは、私の中のイメージが全部台無しになると思うからみたくても見れない品。。。
by **feeling** (2007-08-13 19:27)
こんばんは。
500、000閲覧おめでとうございます!
すごい数字ですね。これからも今のパワーを保ち続けてくださいね。
「ダ・ビンチコード」はまあまあ楽しめたかなって感じです。
オドレイ・トトゥ、本当にきれいでした。トム・ハンクスがすごく年を取ったな
って感じました。
暑いのでお体を大切になさってください。
by coco030705 (2007-08-13 21:05)
>keiko_keikoさん
ええ、原作を途中で読むのやめましたよ。それがなにか?(笑)。
原作に入れ込んでるなら観ないほうがいい。絶対に。
nice!ありがとうございます。
>coco030705さん
今のパワーを持ち続けるのは大変です。
スタミナつけなきゃ(笑)。
オドレイ・トトゥはほんとーに、可愛かったっすねー。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-08-13 21:42)
こんばんは。
この映画、実は観ていなくて…
周囲の反響もさまざま。
百聞は一見にしかず、ですものね。
今度、観てみますね~^^
by 水無月 (2007-08-14 19:18)
観ないことにはボロクソにも言えませんからね(笑)。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-08-14 21:03)
ジャン・レノのキャスティングには同感です!(笑)
原作は面白かったと思います。
本で読んでそれで充分だったかなっていうのが
私の感想です。
映画は始めからあまり期待してませんでした^^
by ecco (2007-08-19 07:30)
おはようございます。
総閲覧数が500,000おめでとうございます\(^o^)/
これからも頑張ってくださいね!
この映画は確か劇場で2回観てしまったのです~
1回目はやはり原作との違いに目が行ってしまったのですけど、
2回目は気軽に楽しめたような印象が…
それって、もしかしたら“B級サスペンス”ということなのかも…(笑)
by non_0101 (2007-08-19 08:42)
>eccoさん
期待しない人生の方が、きっと楽に生きられると思うな(笑)。
nice!ありがとうございます。
>non_0101さん
劇場で2回観たってことは、1回は試写、2回目は自費ってことですか?
non_0101さんの場合(笑)。
「かも…」じゃなくて、間違いなくB級サスペンスです!
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-08-19 11:06)
私は原作を全く読んでないのですが..原作もこういう筋立ての"小説"なのでしょうか?むむ?なんでそんなにベストセラー?? です...。
しかしオドレイ・トトゥは本当にステキでした。
TBさせてください。
by satoco (2007-09-05 22:50)
あ、仲間がいた(笑)。
オドレイ・トトゥだけが僕の気力を支えてくれました!
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-09-06 02:22)