パンズ・ラビリンス [2007年 レビュー]
「パンズ・ラビリンス」(2006年・メキシコ/スペイン/アメリカ) 監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
今年のアカデミー賞を観ていた人なら誰もが知っている、6部門にノミネートされ3部門を受賞(撮影、美術、メイクアップ)したファンタジー映画です。
ただし!ファンタジーと言ってもかなりダークです。
こんな写真にダマされちゃいけません。
ファンタジーな部分は思いのほか少なくて、それよりも残酷なシーンが意外と多く、一緒に観たウチの奥さんは何度も目を背けて、何度も「うわあ」と言いました。
僕たちはもっとこんなシーン↓が観たかったのに、
どちらかと言うとこんな感じ↓が多くて
正直ガッカリしました。
でもストーリーの背景を理解し、ここ数年ブームだったお子ちゃま向けファンタジー映画とは一線を画した作品だと認識して観れば、かなり見応えするのかも知れません。
舞台は1944年のスペイン。内戦終結後も活動を続けるゲリラと政府軍が対峙する中で、一人の少女が過酷な環境から逃れるため森の迷宮に迷い込む、という設定です。
僕も派手な映像とキャラクターが次々登場する「何でもありのファンタジー」には興味がありません。だからこそ現実と想像の世界が50対50の配分で繰り広げられる本作は、実は悪くないのかも知れない。そう覚悟して観ると評価は大きく変わるでしょう。
個人的にはこのキャラクターが好きでした。造形としてのアイディアが素晴らしい。
コワイけどね(笑)。
今年のアカデミー賞を観ていた人なら誰もが知っている、6部門にノミネートされ3部門を受賞(撮影、美術、メイクアップ)したファンタジー映画です。
ただし!ファンタジーと言ってもかなりダークです。
こんな写真にダマされちゃいけません。
ファンタジーな部分は思いのほか少なくて、それよりも残酷なシーンが意外と多く、一緒に観たウチの奥さんは何度も目を背けて、何度も「うわあ」と言いました。
僕たちはもっとこんなシーン↓が観たかったのに、
どちらかと言うとこんな感じ↓が多くて
正直ガッカリしました。
でもストーリーの背景を理解し、ここ数年ブームだったお子ちゃま向けファンタジー映画とは一線を画した作品だと認識して観れば、かなり見応えするのかも知れません。
舞台は1944年のスペイン。内戦終結後も活動を続けるゲリラと政府軍が対峙する中で、一人の少女が過酷な環境から逃れるため森の迷宮に迷い込む、という設定です。
僕も派手な映像とキャラクターが次々登場する「何でもありのファンタジー」には興味がありません。だからこそ現実と想像の世界が50対50の配分で繰り広げられる本作は、実は悪くないのかも知れない。そう覚悟して観ると評価は大きく変わるでしょう。
個人的にはこのキャラクターが好きでした。造形としてのアイディアが素晴らしい。
コワイけどね(笑)。
今一番みたい作品です。でも劇場には行けませんけど。
邦題は「パーンの迷宮」の方が美しいような気がするんですけどね...
これは個人的な好みです。
by satoco (2007-10-15 23:11)
タイトルはこれで気に入ってます。
個人的に、ですけどw
by ken (2007-10-15 23:25)
こんばんは。
ペイルマンが気に入られたんですね。
クリーチャーの深い世界へ、ぜひはまってください(笑)。
個人的に、かなり満足な作品でした。TBさせていただきますね^^
by (2007-10-19 23:07)
もう一度観たら印象は変わるかもしれない。そんな気がします。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-10-20 00:06)
静岡では上映自体がないので予告編など見れませんが、
東京の方ではファンタジーな予告編に騙されたと
レビューされてる方がいらっしゃいました。
私はそもそもYahoo!映画の話題の作品欄で
ダークファンタジーというフレーズに引っかかって
観に行く気になったんです。
ところが、ほとんどホラー映画でしたから、
余計に楽しめた部分もありましたが。
(ホラー好き、単に怖いもの見たさ、でも呪怨は見れない)
アカデミー賞に引っかかっていたのは気付かず不覚でした。
残酷シーンは引きますけどね。
(縫うシーンは止めて欲しかった)
相当の本数の映画をご覧になっているようで、
今後ともよろしくお願いします。
by paraden (2007-10-25 09:09)
やっぱりヘタな先入観を持って映画を観るといいことないですね。
ところで僕はホラー映画まったくダメなんですけど、「呪怨」は観る価値アリ!
ですよ(笑)。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-10-25 10:27)
うわあああ…一番下の写真!!(笑)
怖くて二度と観たくないような、でも何度も観たくなるような、そんな作品だと思いました。
by (2007-11-23 23:10)
皮膚のたるみ具合がまた恐怖ですよねぇ。
でも、ついチラ見したくなる造形なのが、素晴らしいです(笑)。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-11-24 03:26)
4枚目、最初うわあぁぁぁぁぁ、と思いましたが、何度も見るうちなんかユーモラスに感じてきました(笑)「いないないばあ!」してるみたいで。
でも3枚目とうまく結びつかないなあ・・ kenさんのホラーのレヴューを是非
拝読したい、といつも思います。
by Sho (2007-11-24 21:15)
ホラー映画のレビューは「呪怨」がいっぱいいっぱいです(笑)。
戦争映画より先に、「観なくていい」と思っちゃいましたからねえ。
by ken (2007-11-24 22:50)
こんばんは
クリーチャーは本当に素晴らしかったです
戦争や大尉のシーンは残酷すぎて見づらかったですが・・・(汗)
by (2007-11-25 22:00)
もう少しバランスを変えると、いいダークファンタジーになった気がしますね。
あと「痛い」シーンを減らしてもらえると…(笑)。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-11-25 23:23)
こんばんは。先日やっと観られたので、TBさせてもらいますm(_ _)m。
ワタシはこの作品、とっても良かったですよ。でもkenさんのこの批評を読んでたからかも・・・w ありがとうございました。
by tomoart (2008-02-03 03:39)
そうです。このブログの意義は「アンタが言うほど悪くない」という
評価をしてもらうためのものでもあります。
by ken (2008-02-03 09:18)