ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン! [2009年 レビュー]
「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」(2007年・イギリス/フランス) 監督:エドガー・ライト
日本で劇場公開の予定はなかったにも関わらず、有志による署名活動によって上映が実現した映画だそうです。
監督のエドガー・ライトと主演のサイモン・ペッグが共同で脚本を書いていますが、このコンビは「ショーン・オブ・ザ・デッド」というゾンビ映画のパロディ作品を撮って一躍有名になり、本作はその2人による2本目の映画。
ロンドンで優秀な成績を上げていた警察官が、優秀なあまり上官の反感を買い、田舎の警察署に左遷される。と、これだけならヒューマンドラマかと思いますが、なんのこれが行った先で急展開!「模範の村」と呼ばれる村で連続猟奇殺人が発生し、ロンドンから飛ばされた警官が、地元のぐうたら警官たちとその謎に挑む!というドえらい展開のクライムアクションコメディです。
邦題のサブタイトルはサイテーですが、中味はなかなかイケてました。
本作はガイ・リッチーの作品などで良く見られる、短いカットをいくつか重ねてスピード感を演出するクイックな編集が特徴的で、「もしやこれってロンドン風味か?」と思ったのですが、その源流がどこにあるのかは僕には分かりません(もしやクリスさん辺りはご存じかしらん?)。ただこの演出がとても小気味良くて、僕は序盤からハートを鷲掴みされました(笑)。
コメディとしても質が高く、ポリスムービーのパロディも効いていて、なのに中盤以降一大アクション映画へと変貌する辺り、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のロバート・ロドリゲスを彷彿とさせるぶっ飛び具合。なかなか悪くねーぜ(笑)。
ただ個人的には「模範の村」で展開される壮絶な撃ち合いのシーンは、ちょっと引きました。だってリアリティなさ過ぎだし。今の僕には同じ民族同士が撃ち合うのって、ちょっと拒否反応があるから。
だからこれは、酒でも飲みながら友達とワイワイ見るくらいがちょうどいい映画です。週末の夜、ビール飲みながら観るにはサイコー!
多分「ショーン・オブ・ザ・デッド」も観た方がいいんだろうなあ。
日本で劇場公開の予定はなかったにも関わらず、有志による署名活動によって上映が実現した映画だそうです。
監督のエドガー・ライトと主演のサイモン・ペッグが共同で脚本を書いていますが、このコンビは「ショーン・オブ・ザ・デッド」というゾンビ映画のパロディ作品を撮って一躍有名になり、本作はその2人による2本目の映画。
ロンドンで優秀な成績を上げていた警察官が、優秀なあまり上官の反感を買い、田舎の警察署に左遷される。と、これだけならヒューマンドラマかと思いますが、なんのこれが行った先で急展開!「模範の村」と呼ばれる村で連続猟奇殺人が発生し、ロンドンから飛ばされた警官が、地元のぐうたら警官たちとその謎に挑む!というドえらい展開のクライムアクションコメディです。
邦題のサブタイトルはサイテーですが、中味はなかなかイケてました。
本作はガイ・リッチーの作品などで良く見られる、短いカットをいくつか重ねてスピード感を演出するクイックな編集が特徴的で、「もしやこれってロンドン風味か?」と思ったのですが、その源流がどこにあるのかは僕には分かりません(もしやクリスさん辺りはご存じかしらん?)。ただこの演出がとても小気味良くて、僕は序盤からハートを鷲掴みされました(笑)。
コメディとしても質が高く、ポリスムービーのパロディも効いていて、なのに中盤以降一大アクション映画へと変貌する辺り、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のロバート・ロドリゲスを彷彿とさせるぶっ飛び具合。なかなか悪くねーぜ(笑)。
ただ個人的には「模範の村」で展開される壮絶な撃ち合いのシーンは、ちょっと引きました。だってリアリティなさ過ぎだし。今の僕には同じ民族同士が撃ち合うのって、ちょっと拒否反応があるから。
だからこれは、酒でも飲みながら友達とワイワイ見るくらいがちょうどいい映画です。週末の夜、ビール飲みながら観るにはサイコー!
多分「ショーン・オブ・ザ・デッド」も観た方がいいんだろうなあ。
すごく面白そうです!
でも邦題が・・ 何ですか?「俺たちスーパーポリスメン」って・・・(涙)
タイトルでだいぶ損してる感じですね~。
by Sho (2009-07-04 13:13)
テンポが良くて面白かったですね。
笑えるゾンビもの『ショーン〜』も楽しい作品です。
by CORO (2009-07-04 21:58)
ご指名頂きまして(笑)
正確なところはわかりませんが、思いあたるのは、「ナック」という大好きなイギリス映画があり(65年製作)、そのテイストに似ているかなと。ずいぶん前に観たから、ちょっとうる覚えだけど・・・。カットが短くて、躍動感があった気がします。
それと、同じ監督が撮った「ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ!」も似てます(63年製作)ね。
この作品、私も馬鹿馬鹿しさが好きでした。あんな田舎が血の海となるなんて(笑)
by クリス (2009-07-04 23:46)
>Shoさん
邦題は大失敗です。でも映画は成功してますよw
>COROさん
やっぱり「ショーン…」もいいですか。そうですかw
nice!ありがとうございます。
>クリスさん
さすが!いい解説ありがとうございます。
イギリス人のテイストである可能性は高いですね。勉強になりました!w
nice!ありがとうございます。
by ken (2009-07-05 00:34)
私もこの映画のぶっ飛び具合、
好きです!
「ショーン・オブ・ザ・デッド」、気になりますね。
by u_yasu (2009-07-07 01:00)
気になりますよね!ぜひ観てみましょう!
nice!ありがとうございます。
by ken (2009-07-07 01:14)