ソルト(2010年・アメリカ) [2011年 レビュー]
原題:SALT 監督:フィリップ・ノイス
たまには新しい映画も、と思って観たアンジー主演のサスペンスアクション。
ジャスト100分というコンパクトな仕上がりのせいもあって、正真正銘「ノンストップ」なアクション映画に仕上がっていた。中だるみ一切なし。蒸し暑い夏の夜に観るにはもってこいの1本だ。
CIA分析官のイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロシアから亡命してきた男を尋問中、ロシア大統領を暗殺するためにロシアのスパイがニューヨークに潜伏していると言う話を聞き出す。ところが、そのスパイの名前はイヴリン・ソルトだと言う。いぶかる同僚たちに「これは罠」と訴えるも身柄を拘束されそうになり、ソルトは逃亡を企てる…。
この作品、一度はトム・クルーズ主演で製作される計画があったそうだ。
と、聞けば納得。とにかく本編の約半分を占めるソルトの逃走シーンは「ミッション・インポッシブル」や「ボーン・アイデンティティー」にも比肩するアクションで、女性には少々荷が重いのではないかと思えるほど派手だった。中には大型バイクを乗り回すシーンなど、明らかにスタントマンの仕事と分かる箇所もあるけれど、それでもスタントマンとスイッチするギリギリまで自ら演じたアンジーは流石だ。
ドラマは「果たしてソルトは2重スパイなのか否か」が途中までの引っぱりである。
観客によってどちらともとれるバランスの良さは、かなり上手い作りだったと思う。僕の想像も二転三転した。途中からその答えは明らかになるものの、それでもまだ仕掛けは残されている。
意外などんでん返し。
観客は思わず声を上げてしまうと思う。けれど“盛り過ぎた”伏線によって、「結局どういうこと?」とならないとも限らない。僕はまったくアタマを使わずに観ていたせいで、完全に置いて行かれてしまった。
考える時間を与えない“ノンストップ”も、考えものか。
続編のためのしかも思えないラストカットも感心しない。
このタイトルから中身が全くわかりませんでした。
なるほど。そういえば「スパイもの」というジャンルが、映画にはありますね。「ミッション・インポッシブル」は面白そうだなあと思います。
by Sho (2011-07-10 18:11)
面白かったです。
前半はとにかくアンジェリーナ・ジョリーがかっこ良く、アクションも冴えているので、楽しいです。
後半は思わぬ展開となりますが、ちょっと話の運びが乱暴でもうちょっと脚本練って欲しかったかな。
ラストもちょっと納得感が薄かったです。続編作るのかな。
アンジェリーナ・ジョリーだからこそ成り立つ映画という気はしました。
しかし、CIA、脇が甘すぎ、、
by きさ (2011-07-10 21:52)
>Shoさん
「ミッション…」は2が面白いです。
>きささん
後半は確かにもうちょっとなんとかして欲しかったですね。
ホント、CIA脇あますぎw
nice!ありがとうございます。
by ken (2011-07-10 22:48)