グリーン・ランタン(2011年・アメリカ) [2012年 レビュー]
原題:GREEN LANTERN
監督:マーティン・キャンベル
脚本:グレッグ・バーランティ、マイケル・グリーン、マーク・グッゲンハイム、マイケル・ゴールデンバーグ
脚本家が4人もいるって、あからさまに「スタジオ主導で作りました」って言ってるようなもの。ちょっと恥ずかしいけど、これがハリウッドの映画作りの一例です。
そんな事情はともかく。
アメコミキャラってどんだけいるんだよって思いました。僕はこの原作全く知らなかったし、だから知識もゼロで観ることになったんですけど、何も知らなければ期待もゼロなので、それはそれでいいかもと思いました。だって意外と楽しめたし(笑)。
宇宙警察機構〈グリーン・ランタン〉のアビン・サーは、無人の星に封じ込められていた最強の敵バララックスに襲われ瀕死の状態に追い込まれる。アビン・サーは近くの星(地球)に不時着し、自分に代わるグリーン・ランタンを選ぶ事にした。選ぶのは彼らにとって最強の武器でもある〈パワーリング〉。グリーン・ランタンは“恐怖を克服出来る勇者”が選ばれるのだが、リングは自信過剰でお調子者のテストパイロット、ハル・ジョーダンを選んでしまう…。
「宇宙全域を守護する警察機構」って設定がリミッター効いてない感じでイイと思います。そもそもアメコミなんて何から何までウソなんだからリミッターかける必要もないわけだしね。あとあとキレイにたためるのなら、風呂敷なんていくら広げてもいいと思うわけです僕は。
で、全身緑色のヒーローの特殊能力は何かというと、自分が想像したものをカタチにすることが出来る能力。〈パワーリング〉がその装置になるわけですが、このアイディアが面白いなと思いました。
たとえばビルから落下する人を助けようと思ったら、下に巨大なエアマットを置いてもいいし、途中にネットを張ってもいいわけです。それはグリーン・ランタンの想像力によって異なるというワケ。“想像力”が武器ってスゴくないですか?(笑)。そんなヒーローがいるなんて知らなかったから、僕は意外と楽しめたんです。
ただ主演のライアン・レイノルズは、ヒーローと呼ぶには物足りないルックスしてましたね。その代わりヒロインのブレイク・ライヴリーがイイ女だったので、モチベーションはキープ出来たまま最後まで観ることが出来た気がします。やっぱり本作は女優で持ってたかも(笑)。
また続編作る気マンマンのフリがラストにありますが、続編製作の予定はまだ無さそう。この手のヒーローモノは続編の構成って意外と難しいからね。失敗も多いし。あれば観るけど劇場では観ないかも。
それにしても、もうCGには驚かなくなって来たなあ。
これ、劇場公開時、3Dオンリーで2D字幕をチョイスできなかったので腹が立ったので観ませんでした(選択権を寄越せボイコット)。
その後、WOWOWで放送したので録画したけれど、なんとなく気が乗らなくてまだ観てません....
うーーーん、いつ気が乗るかなぁ....
by 怪しい探麺隊 (2012-09-04 01:44)
僕も気が乗らなかったんです。
wowowオンデマンドでも観られるから、その程度のものかと思ったりして。
でも意外と観ていられました。アメコミが嫌いじゃなきゃアリだと思いますけど。
nice!ありがとうございます。
by ken (2012-09-04 01:51)