「しまのえいがの映画祭」特別上映作品が決まりました! [映画にまつわるエトセトラ]
小豆島で開催する「しまのえいがの映画祭」
9月14日(金)18時半頃から、
新藤兼人監督の「裸の島」を上映します!
「裸の島」は経営難に陥っていた近代映画協会の解散記念作品として、俳優は殿山泰司、乙羽信子の2名、スタッフもわずか11名で製作された1960年の作品。
水も電気もガスもない瀬戸内の小島で暮らす家族4人の物語で、1961年にモスクワ国際映画祭でグランプリを受賞し、全世界60ヵ国以上で上映され、結果興行的にも成功。近代映画協会の解散の危機を救った1本と言われています。
この作品が全世界で公開された理由のひとつは、セリフが一切無い映画だったからかも知れません。
殿山泰司さんと乙羽信子さんは、己の肉体を酷使して黙々と働きます。その迫力たるや半端じゃありません。
人間は何のために働き、何のために生きるのか。
観れば全員がこう考えさせられる作品です。
そして、このセリフ無しの映画を、本物の瀬戸内の波の音、風の香りを感じながら観て欲しくて、野外スクリーンで上映することにしました。
「shima fes SETOUCHI 2012」の前夜祭で上映する本作品。
前夜祭のチケット(¥2,000)を購入して頂ければ、映画はフリーです。
“前夜祭”にひっかけた自給率100%の全野菜BARで飲食と、もちろんライブも楽しみつつ、この作品も是非観に来て下さい。僕も登壇して喋る予定にしています。おたのしみに!
今頃上映中ですね。波の音をBGMに観ることができるなんて、今、その空間にいらっしゃるみなさんが羨ましいです。
映画祭の成功を遠くからお祈りしてます!
(20代の初め頃、地域おこし講座で「川映画祭」という企画を立てたことを思い出しました。みごとボツになりましたが・・・)
by カオリ (2012-09-14 19:04)
映画祭、無事終了しました。
初日は「裸の島」。2日目は島根県沖の島、海士町の皆さんが制作されたショートムービーを3本上映しました。
イベントとしては小さな一歩でしたが、僕たちにとっては大きな一歩となりました。
nice!ありがとうございます。
by ken (2012-09-18 15:26)