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エイプリルの七面鳥 [2006年 ベスト20]

エイプリルの七面鳥」(2003年・アメリカ) 監督・脚本:ピーター・ヘッジス

 女性誌「FRaU」1月5日号で「映画好き10人が選んだ“大好きな人と見たい映画100”」という特集が組まれていました。
 映画好き10人の切り口はそれぞれ
 「カップルに訪れるあらゆる局面に対応する映画10本」(映画監督・青山真治)とか、
 「ニコラス・ケイジを観て大笑いする映画10本」(エッセイスト・石川三千花)とか、
 「恋人に観せたらドン引きかも?の踏み絵映画10本」(イラストレーター・五月女ケイ子)なんて、ちょっと楽しい切り口がいろいろあって、その中でも僕が一番興味を引いたのは「バーバー吉野」の監督、荻上直子さんが選んだ「愛する人とおいしいものを食べたくなる映画10本」。
 そこには「ディナーラッシュ」、「マーサの幸せレシピ」という僕が昨年ベスト20に選んだ作品が2つも入っていたのが嬉しくなって、あとは何だろう?と目を凝らしたら、その中に「エイプリルの七面鳥」があったというわけ。
 この映画のパッケージは青物横丁GEOで何度も見かけていて、でもアートワークが全然気に入らなかったので今まで観てこなかったのですが、「マーサの幸せレシピ」をいいって言う荻上さんが薦めるのなら…と今回ようやく手に取ってみたわけです。前フリ長くてすいません。

 主演のエイプリルを演じるのは、今や全米一のドン引き俳優、トム・クルーズの嫁となったケイティ・ホームズ。普段のケイティとはまるで違うメイクをしているのでパッケージの段階では全く気がつきませんでしたが、この“不思議ちゃんキャラ”も妙にカワイイ。
 物語は、ニューヨークで恋人と同棲するエイプリルが感謝祭の日に疎遠になっている家族を招いて料理を振舞おうと奮闘する話。ジャンルとしてはヒューマンコメディで、なかなか笑える映画なんですが、人物設定と人間関係の説明及び描写が若干足りない気がします。少なくともエイプリルと母親の関係が悪化した理由が判らない。また母親は余命幾ばくもないという設定らしいのですが、そこまで切羽詰った感もなかったように思います。
 ストーリーは単純ですから、ある程度進むと結末も読めちゃうと思います。それでも僕は最後の最後に泣かされました。「うまいっ!」ってひざをポンと叩きながら泣いちゃう感じ(笑)。

 まさに「食わず嫌い」映画でしたね。ストーリーを知った上で観ても悪くない1本です。

エイプリルの七面鳥

エイプリルの七面鳥

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 2005/04/21
  • メディア: DVD

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