白い犬とワルツを [2004年 ベスト20]
「白い犬とワルツを」(1993年・アメリカ)
同名タイトルの邦画(仲代達也主演)もありますが、僕は友人の勧めでアメリカ・テレビドラマ版を観ました。こちらはアメリカ南部の農村が舞台になっていて、金婚式を迎えた夫婦のパーティから物語が始まります。
同名タイトルの邦画(仲代達也主演)もありますが、僕は友人の勧めでアメリカ・テレビドラマ版を観ました。こちらはアメリカ南部の農村が舞台になっていて、金婚式を迎えた夫婦のパーティから物語が始まります。
その金婚式から7年後。永年連れ添った妻コウラを突然なくしたサム。
心身ともに落ち込むサムを子供達が甲斐甲斐しく世話を焼くが、子供達の生活を思いやるサムはそれを拒否し1人で生きていこうとする。
そんなサムの前に白い犬がどこからともなく現れる。しかも不思議なことにその犬はサムにしか見えない。子供たちは、ショックで頭がおかしくなったのでは、と心配するがその犬がやがて周囲の人々の前にも姿を現す時が来る…。
単なるドラマとして分析するなら、いろいろ注文はある。穴もある。先も見える。けれどそれは大したことじゃない。暖かく安定感のあるヒューム・クローニンと、かくも美しいグランドマザーがいるものかと息を呑むアカデミー賞女優、ジェシカ・タンディ。実生活でも夫婦であるこの2人の演技に免じて帳消しにする(笑)。
冗談はともかくとして。
この作品には年老いた親を持つすべての子供たちが共感できる、そして考えさせられるテーマが存在しています。
この作品には年老いた親を持つすべての子供たちが共感できる、そして考えさせられるテーマが存在しています。
それは「人生の豊かさ、人間の幸福とはいったい何か」。
僕自身は人生の最期を迎えるときに笑顔でいられるのかどうか、観ている途中から不安になってたんだけど、そういうことをゆっくり考えるのも悪くないと思います。
2005-02-18 18:24
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