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ビッグ・フィッシュ [2004年 レビュー]

ビッグ・フィッシュ」(2003年・アメリカ) 監督:ティム・バートン

 「シザーハンズ」と「バットマン」は傑作だと思っている。でも「エド・ウッド」は史上最低の映画だったし、「マーズ・アタック」は観る気がまったくしなくて、「ビートル・ジュース」もあまり好きなタイプの映画じゃなかった。ただし「スリーピー・ホロウ」だけはどちらでもないかなあ。
 つまり僕の中では「好き嫌いの激しい作品を作る監督」として分類された人なんだけど、この「ビッグ・フィッシュ」は誰もが絶賛していたので、一体どこまですごい作品なのかと、余計な期待をして観た作品でした。
 ただし、ティム・バートンファンには垂涎の作品だと思います。なんたって登場するキャラクターが全員濃い!(笑)。
 
 父と子を軸にこの映画の中で語られるいくつかの話の中で、僕が一番気にいったのは最後の最後に息子が話す「ホラ話」。
 実を言うと途中までは「なんだか捉えどころのない話だなあ」と少々期待はずれなところもあったのだけど、最後のエピソードだけは猛烈に感動をしました。
 というのも、僕自身がイメージしている「人間にとって死とはどうあるべきか」が見事に描かれていたから。
 僕の死に対するイメージを根底から変えたユダヤ教の寓話がまさにこれだ!と思った。
 そうしたら終わりよければすべてよしで、最後はしみじみ泣きました(笑)。
 キャスティングもすごくいい(いきなり褒めモードかよ)。ユアン・マクレガーは何をやらせてもいいねえ。
 スティーブ・ブシェミも、ジェシカ・ラングも、素晴らしい。
 でも一番良かったのは、若き日のサンドラを演じたアリソン・ローマン。
 「あれ?この子、どこかで観てすごく良いと思った記憶がある…」
 と思いながら最後まで観て、ネットで調べて気がついた。ニコラス・ケイジの「マッチスティック・メン」に14歳の役で出演していた女の子だ。ホントにもう、なんて可愛いのかしら(笑)。

ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション

ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2004/10/27
  • メディア: DVD

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