サルサ! [2005年 レビュー]
「サルサ!」(1999年・フランス/スペイン)
なかなかの掘り出し物です!
例えば「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」などに代表されるラテン音楽が嫌いじゃなきゃ、間違いなく楽しめる。じゃどんな映画かと言いますと…。
「若手の天才クラシックピアニストの夢はサルサバンドのピアニストだった!」
はい。このコピーいかがでしょうか?(笑)。
ちょっと心動いた?じゃもうひとつ。
「キューバ人になりきるため肌を黒くしたピアニストに、シャイなパリジェンヌが恋をした!」
これどうだ。観てみてもいいと思った?
僕が掘り出し物と冒頭書いたのはこの映画が、ただノー天気なラテン映画じゃないからです。
まず出だしの掴みは完璧。ものすごく面白いと思う(僕の中で印象に残る最高の掴みは「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」なんだけど、それに匹敵する面白さだった。ハデさじゃなくてね)。
主人公の変身ぶりも面白い。しかも白いときより黒くなったときの方がイケメンに見える面白さ。
さらに音楽に乗れて、笑えて、ちょっとしたサプライズもあって胸が熱くなる。単純だけど本当にいいストーリーなんです。
いいセリフもあったよ。
伝説のキューバ人作曲家が、恋人に正体を明かすべきかどうか悩む主人公に言います。
「女は嘘つきだが、男の嘘は嫌う」
確かにそうだよね~、と思ったのは僕だけでしょうか?自爆?(笑)
本編に登場するシエラ・マエストラの演奏も素晴らしくとにかく楽しい。
友達と集まって大勢でみたりとか、音楽好きな仲間と一緒にみるとか、そういうシチュエーションでもぜひ愉しんで観てください。
ツボにはいりました。いまBuena Vista~を見てたとこでした。Buena Vista~は好きで好きでしょーがない映画なんです。かっこいいジジイがいっぱい出てくるじゃないですか、ベンダース好きもあるんですけど。「サルサ!」題名に燃えますね、みます。近いうち。
by snorita (2005-03-24 01:34)
なんという偶然。
でもsnoritaさんの行くレンタルショップにこのDVDがあるといいですね。
僕もこの映画を発見したのは、ホント偶然だったんですから。
by ken (2005-03-24 09:09)
私も最初はノー天気なラテン映画だと思ったのですが、これが違った~。もう素敵な誤算でした。
もちろん音楽もノリが良くって最高です!!
周りの人たちも皆さん、根がいい人(除く:婚約者)ばかりで、笑えました。
TBさせてもらっちゃいますね。
by まみりん (2005-08-27 16:06)
そういえば、老いらくの恋も素敵なエピソードでしたね。
あれはちょっと感動でした。
by ken (2005-08-28 16:47)