英語完全征服 [2005年 レビュー]
「英語完全征服」(2003年・韓国) 監督:キム・ソンス
悲しいかな“ブームに乗って一儲けしてやろう”って輩はどこにもいるもんです。
粗悪なソフトを乱発すると業界全体に悪影響を及ぼすと知っているはずなのに、目先の利益に目が眩む奴等。まったく腹立たしい。
僕はこの作品を責めるつもりはありません。確かにこの映画、出来は悪いです。だけど面白くない映画は世の中にごまんとあります。それをブームに乗っかって買い付けてくるな!と僕は日本の映画会社の連中に言いたいのです。
しかしどんなに怒ったところでこれが改善されることはないでしょう。とすると悲しいかな自分たちで地雷を踏まないようにするしかありません。
では、「面白くない韓国映画を見極める方法」はないものか。
あります。やっと気がつきました。
【製作されてから2年以上経過して日本で公開されたものは地雷である可能性が高い】
断定は出来ませんが、これがひとつの目安になると思います。
例えばハン・ソッキュとシム・ウナの共演でヒットした「八月のクリスマス」は1998年に製作され、日本では翌1999年6月に公開されています。
「シュリ」は1999年製作、翌2000年日本公開。他にも「友へ チング」(2001年)、「殺人の追憶」(2003年)、「オールドボーイ」(2003年)も製作の翌年に日本公開されていて、「ブラザーフッド」(2004年)や「僕の彼女を紹介します」(2004年)などは同じ年に公開されているんです。
ヒット作はすぐに売れます。だから日本でも時間を置かずに公開される。当たり前のことです。当たり前のことですが、僕は韓国映画に盲目になっていたのでこんな簡単なことにも気が付かなかったのです。
もちろん隠れた名作もあります。しかし断然「ハズレ映画」の方が多いです。これは僕が身を持って体験したことですから(この2年足らずで39本の韓国映画を観た)自信を持って言えます。
僕はこの仮説を裏付けるために、これからもチョイ古めの韓国映画を観続けます。でも週に1本くらいしか映画を観ないという方々は、僕の仮説を信じて借りる作品を吟味して下さい。
作品の話を少しだけ。
主役の女の子の設定は「メガネを外すときっと美人」のパターンなんですが、誰もが期待する展開になりません。そんなのアリですかね。僕が昔の少女マンガを読み過ぎてるからダメなんでしょうか?(笑)。イ・ナヨンがとても可愛い女の子だったので、僕は彼女の素顔を見たかっただけなんですけどねえ。まったく期待ハズレでした。
私も発信側は韓国モノならなんでも受けると思ってるんじゃないかって全然おもしろくないのを見ると腹が立つことがあります。
この映画は、映画館で予告を見てすごく期待してたんです。あと、私自身今英会話を習っているって言うのもあるんですが。
本当に全然期待はずれでした。
by youko (2005-10-20 05:43)
kenさんのおかげで地雷を踏まなくてすむヒトがたくさんいるのではないでしょうか。ナイスをつけるとあたかもこの映画の評価がいいようにうつってしまわないかと余計な心配をしながら、kenさんのご尽力に敬意を表してナイスを押させていただきマス。
また料理(グルメ系)記事もヨロシクです~
by gutta (2005-10-20 11:43)
>youさん
僕はパッケージを観ただけで、「これは凡作」って解るようになれないものかと
アートワークの研究もしています。まとまったら発表しますね~(笑)。
nice!ありがとうございます。
>ぐったさん
先頭を歩く人間にはリスクがつきものですね。
これからも皆さんの為に地雷を踏み続けたいと思います(泣)。
nice!ありがとうございます。
「食いしん坊マンセー!」のリクエストもありがとうございます(笑)。
by ken (2005-10-20 15:40)