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ザ・シューター/極大射程 [2008年 レビュー]

ザ・シューター/極大射程」(2007年・アメリカ) 監督:アントン・フークア

 香港映画みたいなサブタイトルが付いてますが、れっきとしたハリウッド映画です。
 とある作戦に参加していた海兵隊の腕利きスナイパーが、アクシデントにより軍に見捨てられ、挙句に相棒は死に、それでも生き延びて隠遁生活を送っていた男が、再び銃を手にすることになる…。
 この作品にはれっきとした原作が存在するんですけど、1999年の作品ですから、わざわざ探して持ってきた感がアリアリ。
 なんだかんだ言ってもコイツは「ジェイソン・ボーン」の二番煎じでしょう。
 日本の映画会社も困ったと見えて、公式HPでは「“ジェイソン・ボーン”シリーズに続き、プロフェッショナルを極めたゆえに巨大な陰謀に呑み込まれようとする孤高のヒーローが、またひとり誕生する」と開き直ってしまいました(笑)。

 しかし!
 男ってヤツは現金なもんで、いつの時代もこんな映画が好きなんです。
 絶体絶命の局面をクールに切り抜ける主人公が現れると、どうにもこうにも熱くなっちゃうんですよねえ。自分に無いものを持ってる男に、男は惚れるんです(笑)。
 カーチェイス、銃撃戦、肉弾戦、そしてときどき色っぽいネエちゃんと、どっからどうみても悪人ヅラのオヤジがいればこの手の映画は完璧。なんですが、最後の要素がちょっとイマイチでしたかね。ただキャスティング・プロデューサーの意図は充分理解できました。「リーサル・ウェポン」シリーズのダニー・グロヴァーを持ってきたのは、なるほど巧い“ミスリード”だなと。

 ストーリーはよく出来ているんですけど、エンディングの爽快感には欠けるかも知れません。
 もちろん、「こういうエンディングがスカッとするんだ!」と言う人もいるでしょう。でも僕は「別のエンディングはなかったものかなあ」と思ってしまいました。そんなわけで原作がどういうオチなのか気になって仕方がありません。誰か教えて。

ザ・シューター/極大射程 スペシャル・コレクターズ・エディション

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極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)

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  • 作者: スティーヴン ハンター
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 文庫
極大射程〈下巻〉 (新潮文庫)

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  • 発売日: 1998/12
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コメント 4

てくてく

しかも見た目もジェイソン・ボーンとかぶってるような・・・^^
マーク・ウォールバーグとマット・デイモン。
似てますよね。
by てくてく (2008-07-05 02:16) 

ken

ドンかぶりです(爆)。
nice!ありがとうございます。
by ken (2008-07-05 09:28) 

ばくはつごろう

コレは自分的にはアリでした。面白かった。

しかし確かにおっしゃるとおり、だけど大人の約束よw
それをいっちゃーイケマセン。
by ばくはつごろう (2008-07-05 09:46) 

ken

やっぱ大人になりきれないんだなあ。オレってw
nice!ありがとうございます。
by ken (2008-07-05 10:40) 

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