ロッキー・ザ・ファイナル [2008年 レビュー]
「ロッキー・ザ・ファイナル」(2006年・アメリカ) 監督・脚本:シルヴェスター・スタローン
思えば20世紀最後の20年はスタローンとシュワルツェネッガーが「筋肉バカ役者」の覇権争いをしていた時代でした。
ところが21世紀に入った2003年、シュワちゃんが“映画じゃ絶対にオファーが来なかっただろう”カリフォルニア州知事なんて重要な役に納まってから、スタローンは逆に取り残された感じになって、このまま徐々にファードアウトしていくんだろうなあと、ぼんやり思っていました。
ところが、2006年に「ROCKY BALBOA」のニュースが流れます。
僕は「ああ、スタローンはやっぱりぶっちぎりの筋肉バカだったんだな」と呆れ、映画「ロッキー」の大ファンとしては、ただ「やらなきゃ良かった」ってことにならないことを祈るだけでした。
そんなわけでこれを劇場で観る勇気はなく、1年以上経った今日になってようやく観たわけですが、僕は始まって間もなく驚きました。
スクリーン上の彼は“イタイ筋肉バカ役者のランボー者”シルヴェスター・スタローンではなく、今から31年前まだ中学生だった僕のテンプルに強烈な一撃を放った映画「ロッキー」、その人だったからです。
どこからどうみてもロッキーにしか見えない。
これは感動でした。
“イタリアの種馬”ロッキー・バルボアは、僕の中で実在していたのです。
ただ残念ながらストーリーはリアリティに欠けました。
まあ還暦近いジジイが現役チャンピオンと一戦交えるなんてこと自体無理があるんです。だからここはロッキーの“夢”だとあきらめるしかない。つまり1作目から観てきたファンは彼の近況を観るくらいのつもりでいないと、がっかりさせられる可能性が大だということ。そもそも引退したボクサーの日常など面白いわけがないんですから。ガッツさん以外は。
エンドロール。
フィラデルフィア美術館の正面階段を駆け上がり、ガッツポーズをする一般人の映像が次々と出て来ます。映画がもたらす影響の大きさと、「ロッキー」がいかに愛された映画だったかを物語るいい演出だったと思いました。
おつかれさま、ロッキー。
…ランボーは別人だよね?(笑)
思えば20世紀最後の20年はスタローンとシュワルツェネッガーが「筋肉バカ役者」の覇権争いをしていた時代でした。
ところが21世紀に入った2003年、シュワちゃんが“映画じゃ絶対にオファーが来なかっただろう”カリフォルニア州知事なんて重要な役に納まってから、スタローンは逆に取り残された感じになって、このまま徐々にファードアウトしていくんだろうなあと、ぼんやり思っていました。
ところが、2006年に「ROCKY BALBOA」のニュースが流れます。
僕は「ああ、スタローンはやっぱりぶっちぎりの筋肉バカだったんだな」と呆れ、映画「ロッキー」の大ファンとしては、ただ「やらなきゃ良かった」ってことにならないことを祈るだけでした。
そんなわけでこれを劇場で観る勇気はなく、1年以上経った今日になってようやく観たわけですが、僕は始まって間もなく驚きました。
スクリーン上の彼は“イタイ筋肉バカ役者のランボー者”シルヴェスター・スタローンではなく、今から31年前まだ中学生だった僕のテンプルに強烈な一撃を放った映画「ロッキー」、その人だったからです。
どこからどうみてもロッキーにしか見えない。
これは感動でした。
“イタリアの種馬”ロッキー・バルボアは、僕の中で実在していたのです。
ただ残念ながらストーリーはリアリティに欠けました。
まあ還暦近いジジイが現役チャンピオンと一戦交えるなんてこと自体無理があるんです。だからここはロッキーの“夢”だとあきらめるしかない。つまり1作目から観てきたファンは彼の近況を観るくらいのつもりでいないと、がっかりさせられる可能性が大だということ。そもそも引退したボクサーの日常など面白いわけがないんですから。ガッツさん以外は。
エンドロール。
フィラデルフィア美術館の正面階段を駆け上がり、ガッツポーズをする一般人の映像が次々と出て来ます。映画がもたらす影響の大きさと、「ロッキー」がいかに愛された映画だったかを物語るいい演出だったと思いました。
おつかれさま、ロッキー。
…ランボーは別人だよね?(笑)
ちなみに先日「刑事ジョー ママにお手上げ」という映画を見ました。
(ラズベリー賞最低主演男優賞ゲット!)
…スタローンが気の毒になりつつも、どこか楽しいそうでオムツ姿まで晒したかいがあったな、おい、とか思ってしまいましたw
by 瑠璃子 (2008-07-08 14:20)
この人、別に借金があるわけでもないのに、
けったいな映画出てますよねえw
by ken (2008-07-08 14:26)