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バイオハザードⅣ アフターライフ(2010年・アメリカ) [2011年 レビュー]

原題:RESIDENT EVIL:AFTERLIFE 監督・脚本:ポール・W・S・アンダーソン

 最初からチェックしているシリーズモノを、途中で断ち切る勇気がないと、こんなものも未だ観るハメになる。ちなみに「どうでもいい」と思いつつ中断出来ないでいるのは、「アンダーワールド」と「トランスフォーマー」と「トワイライト」と「ワイルド・スピード」くらいか。あれ、意外とあるぞ。
 
 前作「」から3年ぶりの新作だから「多分前作のストーリーはおさらいしておいたほうがいいんだろうな」と思いつつ、面倒くさかったので止めた。そうしたら案の定、若干意味不明状態に陥ってしまった。どうして3年もブレイクがありながら、前作までの展開を冒頭で軽く紹介しないのか、僕は製作者の姿勢を疑う。観客は製作者が思うほど記憶力も良くないし、真面目でも律儀でもないのだよ。1作目からずっと関わっているアンダーソンはそこのところが分かってない。シリーズの流れを理解しているのは4作とも脚本を書いた君だけだ。アンダーソン君。

 全世界にアンデッドがはびこる中、アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は数少ない生存者を捜して世界中を旅していた。そして「ウイルスに冒されていない安全な場所がある」との情報を入手し、アリスはロサンゼルスへ向かった。そこで刑務所に隠れるようにして暮らす生存者たちと出会うのだが…。

 僕がこのシリーズを見続けていた最大の動機、「ミラ・ジョヴォヴィッチという女優を目で愉しむ」は、いよいよ限界に近づいて来たようだ。残念ながら今回まったくそそらなかった。そんな中、ロスの刑務所で暮らしていた数人の中に、クリスタル(ケイシー・バーンフィールド)という巨乳の女の子がいて、「ああ、今回はこの子が目の保養になるかも知れない」と思ったら、意外とあっさり退場してしまったので、あとはどうでも良くなってしまった(笑)。
 出オチかとビックリしたのは、刑務所からの脱出経路を知っているクリス・レッドフィールドが、「プリズン・ブレイク」のウェント・ワースミラーだったこと。クスッと笑わせるためだけのキャスティングなら、ずいぶん思い切ったことをしたもんだと、その勇気に感心。
 
 本作で唯一評価出来るのは、ゲームの世界観を若干だけど取り入れた脚本になっていたこと。
 ゲームに登場した「マジニ」という強力なキャラが出て来たり、クリスたちが水没した通路を素潜りで移動したり、ゲームをプレイしたことのある観客なら、ところどころ「お」と思うところがあるはずだ。
 それにしても次回作の予告でしかないエンディングにガッカリ。しかも本当に作るらしいから、SONYも思い切ったもんだ。次回作はもう観ないかなあ。

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satoco

本作本当に興味がわきませんでした。2作目くらいまではそれなりに積極的に見たし、3作目も期待はせずとも一応見たんですけど。
でもやっぱり見ちゃったんです本作も。で、すぐ眠くなって、寝たり起きたりしながら観ていました。しかしウェントワース・ミラーが出てきたところだけ目が覚めましたww
by satoco (2011-09-21 21:37) 

ken

ミラーさんは「脱出経路を知ってるのは俺だけ」なんて言ってますからね。
相当なジョークだと思いました。それ一発でしたねえ。
nice!ありがとうございます。
by ken (2011-09-22 12:28) 

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