トゥー・ブラザーズ [2004年 レビュー]
「トゥー・ブラザーズ」(2004年・イギリス/フランス) 監督:ジャン=ジャック・アノー
人間が絡んだとある事件をきっかけに離れ離れになった双子のトラ。この兄弟がやがて成長し、人間のために互いを殺しあう檻の中で再会することになる。
おおまかなストーリーはこれだけ。あとはホンモノの映像がストーリーに強力なパワーを与える。とにかくすごいです(調べてみたら監督は「子熊物語」の監督だった。なるほど)。
まずカメラアングルがすごい。どうやってこの位置にカメラを設置し、トラに演技をさせることが出来るのか、と脳みそぐるぐる考えちゃうシーンがてんこ盛り。
中にはトラと鼻が触れ合わんばかりに顔を接近させるシーンがあって、「何かのトリックがないと成立しないだろう」と余計なことばかり考えさせる。
子熊物語のときも同様の疑問が沢山湧いて、本編にのめり込めなかったんだけど今回も一緒。
もしもメイキングが存在していて、その映像がおまけについたDVDが発売されるなら、即効買いです。そして余計な詮索をしないで観られたら、もっと感動したかも知れません。
すいませんね。もう心のキレイな子供じゃないもので(笑)。
ターミナル [2004年 レビュー]
日本では劇場公開前の話題作をベトナム・ハノイ行きの飛行機の中で見た。ちょっと優越感に浸れる瞬間(笑)。
21グラム [2004年 レビュー]
すごいキャスティングでしょう? 濃いし、熱いし、最近では一番驚いた組み合わせ。
というわけで、邪心を捨ててまた改めて観てみたいと思います。
ロスト・イン・トランスレーション [2004年 レビュー]
アカデミー脚本賞を獲得したソフィアの長編2作目。
同時に、僕は20代の若い人妻ではないので、出来ることならその世代の(スカーレット・ヨハンソンのような)女性と一緒に観たかった。そして、その女の子がどんな感想を持つのかぜひ聞いてみたかったな。
北の国から ’87初恋 [2004年 レビュー]
この作品が放送された当時僕は幡ヶ谷のワンルームマンションに住んでいて、広さは6畳、家賃は¥58.000だった。
当時の収入からすると¥58.000は法外な家賃だったけれど、当時勤めていた会社の先輩が「家だけはいいところに住め。でないと気持ちが荒む」、イコール、クリエイティブな仕事が出来ないと僕に熱く語るので、それを真に受けて思い切って引越しをしたら、金が回らなくなって生活が荒むむ…というオチがついてしまいました(笑)。
いずれにしても「上京」というキーワードはまだまだ僕に生々しい時代で、そんな頃に見た「初恋」は僕に「故郷」と「家族」を改めて振り返らせるきっかけとなって、そのエンディングでは大号泣。エンドマークが出てもひどい嗚咽だったもんね(笑)。
本放送から17年を経て観た「初恋」は、息子の立場ではなく父親の立場で観てました。
華氏911 [2004年 レビュー]
ドキュメンタリーの持つパワーは凄まじい。と、同時に編集次第で作り手が如何様にでもメッセージを操作できることも言い表している1本。
それにしてもマイケル・ムーアはよく殺されないよなあ。いつ撃たれてもおかしくないと思うけど。
「がんばれ、ムーア!ブッシュに殺されんなよ~」
あなたにも書ける恋愛小説 [2004年 レビュー]
「あなたにも書ける恋愛小説」(2003年・アメリカ) 監督:ロブ・ライナー
ケイト・ハドソンが主役の映画をはじめて観ました。
彼女は「10日間で男を上手にフル方法」で有名なのですが、僕はそれすら観たことが無く、それなのにこの映画を先に観ることになったのは「書く」という作業をどうやって映画にしたのか、それが観てみたくて青物横丁のGEOで新作DVDを手にしたのでした。
ケイト・ハドソンは初見でいうなら別段何も魅力的でなく、なのに時間の経過とともに愛らしく見えてきて、それはそれは不思議なキャラクター。
本人の持つ味なのか、それとも「恋人たちの予感」の監督でもあったロブ・ライナーの手腕なのか、それこそ「10日間で…」を観ないことには判らないかも。
小説家と速記者の2人が恋に堕ちるも、意外な登場人物のせいであっという間に破局を迎えます。男である僕は(同じような経験もあって)とことん嫌われた相手を如何にして再び振り向かせるか、そのオチが最後気になったのですがそこの処理は決して巧くない。
「そこまで嫌ってた女が、それくらいのことで気持ちを改めるか???」と思ったが最後、ストーリー(エンディング)には同調出来なかったのでありました。
でも、ケイト・ハドソンはすごく良かった! ラブコメってやっぱり奥が深い!
ついでにこの映画の原題は「ALEX AND EMMA」。主役2人の名前を並べただけ。これはヒュー・ジャックマンとメグ・ライアン主演、「ニューヨークの恋人」の「KATE&LEOPOLD」と全く同じ。
これっていわゆるラブコメの定番なのかしら? でも「あなたにも書ける恋愛小説」という邦題は巧いと思いました。
ふと思い出したんですけど山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」が、アメリカでは「トワイライト・サムライ」というタイトルになったのは、個人名を入れたところでその映画の意図が伝わらないからかな?と思いました。この映画に限らず個人名の原題を邦題に引用しないのも似たような同じ理由によるものかも知れませんね。
マッハ! [2004年 レビュー]
ムエタイアクション映画って言うんでしょうか?
この中で3だけはウソです。
4人の食卓 [2004年 レビュー]
ホラー映画大嫌いな僕としてはかなりの覚悟を決めて観たのですが、この映画意外と怖くない。
チョン・ジヒョンのファンには文句なしでオススメできます。
ほとんどノーメイクで臨んだ彼女の姿勢にも女優魂を感じるしね。
リクルート [2004年 レビュー]
たとえ年間100本以上の映画を観てきても、仕事仲間や友人に「○○○観た?」と言われてその映画を見ていないことは多々ある。